前の話
一覧へ
次の話

第2話

「魔王」と「組織」
12
2026/05/13 14:07 更新
玲央とその他合格者はクラスに集まる


その数は僅か10人にも満たないほどの集まりで、各々が疎らな位置の席に座っていた


気まずい空気が流れる直前で、ドアを開け学園長が入ってきた
三鷹 悠
三鷹 悠
すまない、待たせたようだね。
三鷹 悠
三鷹 悠
まずは合格おめでとう。
皇 玲央
皇 玲央
…((納得がいかない試験方法で褒められてもなぁ…))
悠は葉巻を吹かしながら話し始める。
三鷹 悠
三鷹 悠
ただ、この試験が終わったからと言い安心して良いわけじゃない
三鷹 悠
三鷹 悠
この学園には世界を揺るがしかねない不安がある。
突如、悠は葉巻を踏み潰し表情を変える



教卓に腕をつき、口を開き始める。
三鷹 悠
三鷹 悠
魔王の復活
三鷹 悠
三鷹 悠
反社会的組織の活動
三鷹 悠
三鷹 悠
大体、面倒なのはこの二つだろう。
皇 玲央
皇 玲央
…反社会的組織…?
玲央が小さく眉を寄せる
「魔王」
「反社会的組織」
双方どちらも、耳にしたことがない言葉であった
少なくとも、世間で話題になっていた覚えない。
テレビでも、ネットでも、そんな話は一度も聞いたことがなかった
皇 玲央
皇 玲央
…詳しく聞かせてもらえますか?
皇 玲央
皇 玲央
「魔王」と、「反社会的組織」の話を。
三鷹 悠
三鷹 悠
…ああ、勿論だ。
三鷹 悠
三鷹 悠
どちらにせよ、いつか君たちにはその防止に励んでもらおうと思っていたからね。
三鷹 悠
三鷹 悠
まず、「魔王」の存在
三鷹 悠
三鷹 悠
過去、とある者が世界を踏み潰しに向かったのだ。
三鷹 悠
三鷹 悠
何人もの強者をも打ち砕き、全てを破壊して進む存在
三鷹 悠
三鷹 悠
目的は不明、私たちはその悪の塊を「魔王」と呼ぶこととなった。
三鷹 悠
三鷹 悠
…その魔王を、この私が1人で封印したんだけど………
三鷹 悠
三鷹 悠
最近、何者かが魔王の封印の解除を企んでいる
三鷹 悠
三鷹 悠
魔王の封印の基盤に干渉し「破壊」を企んでいたり
三鷹 悠
三鷹 悠
魔王に干渉し、封印を解く手立てを聞き出そうとしていた。
三鷹 悠
三鷹 悠
…私も、全盛期はとっくに過ぎていてね
三鷹 悠
三鷹 悠
今魔王の封印が解かれたら、犠牲が大勢出る
三鷹 悠
三鷹 悠
…だから、その魔王封印を維持しようという話だ。
皇 玲央
皇 玲央
((今さらっととんでもないこと言わなかったか?))
皇 玲央
皇 玲央
…魔王を1人で封印って、信じられないんですが…
三鷹 悠
三鷹 悠
僕のいうことが信じられないっていうのかな?
皇 玲央
皇 玲央
…いえ、そういうわけじゃ…
悠は玲央の話をフル無視し、会話を続ける
三鷹 悠
三鷹 悠
次は反社会的組織のお話だね。
三鷹 悠
三鷹 悠
最近、活性化し始めた「骸ノ不死鳥スカル・フェニクス」という組織
三鷹 悠
三鷹 悠
人間は「死」こそが救いであり「死」こそが幸せである。
三鷹 悠
三鷹 悠
それを信じ人間に「救済」…即ち、「死」をもたらしている組織
三鷹 悠
三鷹 悠
…未だ組織の尻尾も掴めず
三鷹 悠
三鷹 悠
まあ、それくらいだろう。
皇 玲央
皇 玲央
教室には沈黙が蔓延する
三鷹 悠
三鷹 悠
あ、それと
三鷹 悠
三鷹 悠
一週間後にはまた試験があるから準備しておくように、それじゃ。
最後に言い残して、教室をさっていく学園長の姿を眺めることしかできなかった
皇 玲央
皇 玲央
…え、一番重要なことをさりげなく…!

プリ小説オーディオドラマ