春菜はあの後、いつも通りに戻った四季と一緒に帰っていた
小さくなってく四季の背中を見ながら春菜は
そして四季が見えなくなった頃に玄関のカギを開けた
スマホを見つけると電話帳を開いた
液晶画面には「夏菜」の文字が
プルルルルルル
プルルルルルルルルルルルる
次には「冬菜」の文字が
プルルルルルルルルルルルるる
最後は「秋菜」だった
プルルルルルルルルルルルルルルルルルル
この時間帯はいつも春菜は誰かと電話している時間帯なのだ
小学生の時からこの習慣は途切れたことは無い
出ないのは「何かがあった」ということを示していた
春菜は玄関を勢いよく開けた
春菜自身も考えすぎだと思った
でも、春菜にとってあの3人は絶対に手放したくなかったのだ
春菜は長距離の代表で、1kmほど離れた冬菜の家に着くまではそう時間もかからなかった
PiiiiiiiNポーン














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。