私が攫われ連れて行かれた場所は、どこか知らない鬱蒼とした竹林の中だった。しばらく進んでいくと、何やら建物が鎮座している。どうやら今ドクタケは、ここを中心に活動しているらしい。
そのまま建物内へと連れて行かれる。
途中で下ろされると思ったが、私が小さいからか軽いからか抱えられたまま移動していた。
そう言った八方斎の指示のもと、ある一室に下ろされる。攫われたのは初めてだったけど、置かれるのはもうちょっと薄暗い牢屋だったりするのかなと思っていたのだが、、、
そうだ。「てんき」だ。
攫われてすぐにも言っていたが、「てんき」の元へ帰るとか言ってたな。まあ呼んだってことは人だろう。
、、、この声は。
恐る恐るやってきた人の顔を覗き込む。
その顔の正体は、、、
土井先生その人であった。
ダッ!!
ガラッ!
あなたの転生後の名前がいなくなっちゃったんですッ!!
六年生、、、
「これからは最悪の事態を考えて___」
スッ
パタン、、、
今、どこにいるの、、、?













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!