アルバイトの帰り道、忍術学園の入り口で土井先生と出会う。これから外で用事があるらしい。任務、、、ではなさそうだが。
ほんと、お兄ちゃんたちは面白いなぁ。
タッ
ワイワイ
ガラッ
土井先生がいない。
、、、嫌な予感がする。
カーン!カーン!
えぇ〜?と、お兄ちゃんが声を上げる。
なぜは組がこんな弱音を吐くほど参っているかというと、最近は組を担当することとなった雑渡昆奈門の影響が強く出ているからである。
雑渡昆奈門とは、簡単に言えば忍びの中でもかなりの強さを誇る人である。タソガレドキ忍軍のトップに所属し、指揮を取れる人物だ。今は「雑渡先生」と呼ぼうか。
雑渡先生の授業は土井先生と比べるとかなり厳しい。やはりタソガレドキ忍軍のトップであればきつい指導のとところもあるだろう。シンプルにいつものは組が授業に非積極的なところもあると思うが。
ここですら嫌な予感を感じる。
やっぱり。
一度に一つのクラスの担任二人がいなくなることなんてあるのだろうか。
土井先生は、本当に出張へ行かれたのだろうか。
シュバッ
サッ
スー、、、
庄左ヱ門くんが室内に入る前に、さまざまな音と声が聞こえた。
飛んだ音はシナ先生、何かを隠した音は山田先生、扉を閉めた音は他の先生方、声は雑渡先生だな。雑渡先生はその場に残っていると思うが。
やっぱり残っていたのか。庄左ヱ門くんがびっくりしている。
皆が耐えきれなくなったのか、一斉に部屋の入り口に顔を出す。私も中が気になるので隙間から覗き込む。
そうだな。
でも、今日の雑渡先生の言い方的に、、、
やっぱりな。何でだろう。
出張ではないのに、山田先生の担当が用事で代替えになるとは、、、
何か土井先生と関係があるのだろうか?
先生方は、一体何を隠しているのだろう。
、、、これは。
非常にまずいことになっていることが判明してしまった。
最悪の事態、、、
何かを隠す音、、、
先生方が隠そうとしていること、、、
全てのピースがはまった。
土井先生は今、行方不明になっている。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。