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第1話

ペアルック
1,131
2023/09/22 07:16 更新
ペアルックなんて今までは好きじゃなかったのに。好きな人の望みならなんでも出来てしまうのか。単純だな。

日本の活動の合間にジョンファンとのショッピングで見つけた黒に白の線が入ったジャケット。



ジョンファン
ルトヒョン!これペアルックしませんか?ルトヒョンと同じものが欲しいです
少し緊張した表情でこちらを伺うように言うジョンファンに断るなんて出来なかった。
ハルト
付き合って1ヶ月記念のものってことにするか
そう言うと
ジョンファン
はい!ありがとうございます!
なんて目をキラキラさせるから、こっちも言葉に表せないほど嬉しくなってしまう。

本当に可愛いやつだと思う。
昔から弟として可愛いと思っていた。でも、それが弟としてではなく"好きな人"として可愛いと思うようになったのはいつだったのだろうか。

口いっぱいに食べ物を詰め込んで美味しそうに食べる姿。ヒョンたちの話をニコニコしながら聞く姿。マンネだけど誰よりも大人っぽい姿。

気がついたらジョンファンに惚れていた。


ジョンファンから相談があると部屋に呼び出された日。ジョンファンが俺を相談相手にするなんて珍しいと思った。部屋に入ると明らかにいつもとは違う様子でベットに座っていた。
ハルト
ジョンファナどうした?
問いかけても下を向いていて何も反応しない。そんなに辛いことでもあったのだろうか。
ハルト
ジョンファナ?
ジョンファンの隣に座り顔を覗き込むと想像以上に暗い顔で本当に心配になる。
ジョンファン
ヒョンは俺と一緒にいる時楽しいですか?
ハルト
え?なんだよ、いきなり
ジョンファン
いや、聞いてみたかっただけ、です
ハルト
楽しいよ
ジョンファン
ほんとですか
顔を上げてほんのちょっと嬉しそうな顔をしたジョンファンを見て、少し照れてしまった。
ハルト
うん。お前最近忙しいから疲れてんだろ、早く寝な
ジョンファンの頭を撫でて部屋を出ようとしたとき
ジョンファン
ヒョン!
と呼び止められた。
ジョンファン
まだ一緒に居てくれませんか
その言葉を聞いた瞬間自分のジョンファンへの気持ちに気がついた。いや、もうとっくに気がついていた気持ちを確信した。
無意識にジョンファンの元へ行き、ジョンファンの唇にキスをしていた。
ハルト
ジョンファナ、俺お前のことが好きだ
目をまん丸にさせて驚いていたジョンファンの目にだんだん涙が溜まっていく。
ジョンファン
ヒョン
ジョンファン
俺もヒョンのことが好きです
ボロボロと涙を零すジョンファンを抱きしめながら
ハルト
ジョンファナ俺と付き合ってください
と伝えた。
男同士だなんて関係ない。弟ではなく恋人としてジョンファンのことを守りたいと心から思った。

ジョンファン
ヒョン!ルトヒョンってば!
ハルト
あ、ん?
ジョンファン
何ぼーっとしてるんですか?
ハルト
ごめんごめん、付き合った日のこと思い出してた
ジョンファン
あの日のルトヒョンかっこよかったなー
ハルト
ジョンファ二はボロボロ泣いてたけどなー
ジョンファン
しょうがないじゃないですか、本当に嬉しかったんだから
ムスッとした顔で言うジョンファンが可愛くて笑ってしまう。
ジョンファン
笑わないでください
ハルト
ごめんごめん
ジョンファン
あの日、本当はヒョンに好きだって伝えようと思って呼び出したんです
ジョンファン
でもいざヒョンが来たら言えなくて
ジョンファン
だからヒョンが好きって言ってくれた時は驚いたし、めっちゃ嬉しかった
照れながら伝えてくれるジョンファンが愛おしくて仕方がない。ジョンファンの頭を撫でる。俺は本当にこいつのことが好きだ。何十年も幸せにすると誓うよ
ハルト
会計しに行くか
少し高いけど2人の記念のものだと思えば全然安い。
ジョンファン
今一緒に着ませんか?空港もこれで歩きたいです
ハルト
おう、いいよ
ペアルック案外悪くないな。
これからも俺の考えをどんどん覆してくれ。ジョンファナ。
ハルト
次の記念日もお揃いのもの買おうな
ジョンファン
はい!

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