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第1話

ゆのの存在
29
2020/09/14 13:36
俺は、ただ「ゆの」の隣に居たかった…







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早乙女 薔薇
(暇だ……暇すぎる…今日もまた、楽しくない日だろう…)
南 奏
あッ!今、薔薇ろさちゃん暇だと思ったでしょ〜? ニヒヒヒ//
早乙女 薔薇
(また、コイツかコイツは嫌いだ。何かと僕の心を読むから嫌いだ)
南 奏
あ、やっぱそうなんだァ〜!
私ね、人の心を読むの好きなんだ〜
早乙女 薔薇
……
南 奏
でも、今日はちょっと楽しいことがあるよ!!
早乙女 薔薇
……?
南 奏
えっとねぇ、転校生?が来るみたい!!私達と一緒でその子も魔法が使えるらしいよ!!
早乙女 薔薇
(まぁ、たまにある事だ。急に魔法が使えるようになって桜南に転校してきて浮く奴)
水島 綾菜
こ〜らッ!!
かなで!また、薔薇ろさちゃんに迷惑かけたのね!
薔薇ろさちゃん怒る時は怒っていいのよ!
南 奏
えへへへへ///
担任の先生
こら〜、お前ら席につけ
担任の先生
今日から新しい友達が増えます、入って来ていいわよ。
桐谷 ゆう
皆さん、こんにちは
今日からこの学園に転校した「桐谷 ゆう」といいます
フイッと一瞬奏とゆうの目が合ったがすぐに何かに気がついたゆうがニコっと微笑んだ。
担任の先生
みんな、桐谷さんだ。見ての通り魔法科の制服だが今まで通り教室は一緒だ宜しくやってくれ
クラスの子
ねぇ、あの子魔法科の制服よ。
クラスの子
すごいわね。やっぱり魔法科の子ってオーラが違うわね
桐谷 ゆう
魔法科ですが、気軽に話し掛けてくれると嬉しいです。^^*
               ザワザワ     ザワザワ
え、俺の噂…?もしかしてもう、バレたのか!?
クラスの子
(((桐谷さん可愛い……)))
担任の先生
じゃあ、桐谷さんの席は1番後ろの窓側ね。
桐谷 ゆう
はい。
南 奏
…?
ガガッ
担任の先生
よし、授業始めるぞぉ
よしよしよしよし!誰にもまだ俺が.ってことバレてないよな…大丈夫、大丈夫すぐ見つけて役目が終わったら退学すればいい。
大丈夫だ、よし!
一息付き授業に集中しようと前を見るとゆうの顔が一気に青ざめた
コイツ……
俺が女装してまでこの桜南女子学園に入学しようとした理由は「早乙女 薔薇」お前を見つけるためだ。

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