「ちっ、あ、あいついくらなんだってあの状況で身代わりにするこたないだろ…!!」
ムカムカとした気持ちを抑え部屋へ向かう
あと1吊りで死ぬってのに!
ヌッ…
「ピアソンさん…」
「うぎゃあああああああああああ!!!!」
ドタッ
「お、おま!お前ええ!」
なんでこうもツイてないんだ!!
「あ、大丈夫?驚かせてごめん」
スッと手を差し伸べてくる
バッ
その手を払い除け自分で起き上がる
「も、もうお前とはぜ、絶交だっっ!!!」
「…」
無言でこちらをじー…っと見つめてくる
「ピアソンさん…」
ガッと腕を掴まれる
「…ッ!?な、おま!!」
ドンッ
壁に押し付けられ今度は両頬を挟まれる
「あぐっ…は、離せ!!」
暴れる私を横目にナワーブは静かに口を開いた
「…俺の名前呼んでくれるまで離さないから」
「はあ?な、なん」
ちゅっ…
「は、」
「ん…じゃないと俺の気が済まないから」
舌をぺろっと出しまた口を近づけた
「ん〜!!んーッ!!!」
わかったわかった!と言う様に足をバタつかせる
「はあっはあ……な、なわーぶ……こ、これでいいだろ…!!!」
ぜえぜえと息が切れながら叫ぶ
「……じゃあ」
よいしょ…
体を持ち上げられる
「続きは俺の部屋ね」
にこにことそう言う
「はあああああああ!?!?!!?!?」
次の日は腰がガタガタで試合にならなかった
限度ってもんがあるだろー!!!!











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!