第16話

第15話
422
2020/06/27 13:34
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
昨日はごめんなさい。
私
いいえ。
私
何?この会話
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
いやぁ、一応謝っとこうと思いまして。だってあなた初めてでしょ?
私
うん、シゲが最初。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
だから、ごめん。初めて奪ってごめん。
私
シゲならいいよ。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
俺だからいいの?
私
うん、シゲだからいいの。好きだからいいの。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
ありがとう。
私
別に。私がシゲならいいなって思ったから抵抗しなかっただけだし。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
めっちゃ声出してたもんね。
私
うるさい!
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
顔赤くなってる(笑)。
私
笑わないでよ。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
やっぱ何しても子供は子供だな(笑)
私
子供扱いするな〜
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
昨日可愛かったよ。
そして私達は、スキー場をあとにして東京へ戻ったのだった。そして帰りの車内でも…
手越祐也
手越祐也
ねぇねぇねぇ何してたの?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
何が?
手越祐也
手越祐也
昨日の夜。
シゲと手越が隣どうしだったため、色々問い詰められていた。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
別に何もしてねぇよ。
手越祐也
手越祐也
嘘だ〜だってめっちゃシゲの声とか、あなたの声聞こえたもん
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
気のせいじゃない?
手越祐也
手越祐也
絶対違うね。俺ちゃんと起きてたもん。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
起きてる夢見ながら寝てたとか。
手越祐也
手越祐也
なんか変なことしてて俺に言えないとか?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
別に何もしてねぇよ。
手越祐也
手越祐也
なら会話の内容聞いてもいいよね?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
プライベートだからダメ
手越祐也
手越祐也
俺だけこっそり。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
だーめ!
手越祐也
手越祐也
ケチ。教えてくれたっていいじゃん
手越祐也
手越祐也
確かにシゲの楽しそーな声聞こえたからね。いつか聞かせてもらうからな!
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
なんでそんなに聞きたいの?
手越祐也
手越祐也
人の恋模様は気になるよー
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
何?その俺の一方的な片想い的な言い方は
手越祐也
手越祐也
違うの?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
違うね。
こんな風に車内ではずっと会話が続いていたけど手越が昨日の夜のことを聞けはしなかった。

プリ小説オーディオドラマ