三日月がとても綺麗に輝いている。
今日は鍛錬も終わったし、任務が何一つ残っていない。
疲れた脚を頑張って引っ張り出し、屋敷への道を歩いていく。
肩を叩かれ、振り向いた先に、任務終わりである隊士が立っていた
俺に話しかけて来る人はなかなかいないものだったから、少し戸惑いを隠せずにいた
なんかあったことあると思ったんだよね。
と、ニコニコと微笑みながら喋っている
はぁ、とため息つきながら顔を顰めている
スンっと静かになる夜明け前
数分前まで喋っていたのに、少しの沈黙に耐えられなくなった
なんともいえない圧があったから、断れなくてタメで話す事になった
彼の名は、赤葦京治
梟柱様の継子
好きな物は菜の花のからし和え
梟の呼吸の使い手
梟柱様に憧れて鬼殺隊へ来た
たくさんの情報を教えてもらった
赤葦に角名と名前を呼ばれた瞬間
胸が高まった
これが、友達ってやつかな?
俺達に明日があるなんて保証出来ない
明日にはいなくなってるかもしれない
眠ってるかもしれない
倒れてるかもしれない
だけど、赤葦は信用してまたねって問いかけているのだと俺は気づいた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!