だるそうな返事をしてベッドに向かう
マジで腰が痛い
折れるって…
白い天井を向きにらみつける
もうほんと最悪…
なんで僕が先輩と…
それになんで僕攻められてるの?
もう無理…
しかも来月の20日も付き合わなくちゃいけなくて…
なんで僕なわけ?
マジで女の子狙えって
だってさ、意味わからなくない?
そりゃあ僕だって先輩好きだったよ?
先輩として
でも、一回も恋愛感情で見てないしさ?
なんなん?ねぇ!
てか、湿布もらわなきゃ…
でも、熱って言ったし…マジでない
無理最悪おなかも痛いし
地獄かよ
ナイスタイミング!
ガラっっとドアが閉まった5秒後すぐに湿布をとって貼った。
これで少しは和らぐといいな…
なんて思いながら僕はベッドに戻る
すると…
なんか僕のベッドのほうにひょいと顔を出す先輩
なんでここにいんの?
きも過ぎだろ
ストーカー?
マジできっしょい
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!