ー1年い組教室前ー
兵太夫が伝七を呼ぶ姿をレミリアは少し遠目から見ていた。
いきなり兵太夫の後ろに立っていては伝七を
怯えさせてしまうと思ったからだ。
そうだ忘れていた。
彼には天女様と呼ぶなと言っていなかった。
さて、伝七君はどんな子かな?と兵太夫が連れている子に目
をやる。
そこには
顔面蒼白で絶望したかのような顔をしてこちらを見ている
子供が居た。この子が伝七君なのであろう。
先輩という言葉に反応して彼の体が震え始める。
レミリアは人のメンタルケアに慣れていない為、
どうしたらいいのか分からずとりあえず2人を連れて
天女様の部屋へと向かった。
ー6年い組の部屋ー
喜八郎はバツが悪そうに再び俯く。
霊夢とこいしは後ろへ振り向いた。
そこには人影が3人映り込んでいた。
藤内が居ると知っても尚、喜八郎はバツが悪そうに俯くばか
りであった。
ー天女の部屋ー
2人は大人しく部屋に入り奥側の席へと座った。
ホットココアパウダーは咲夜が作ってくれた。
それを牛乳に入れて溶かすとホットココアになる。
レミリアは早速ホットココアを作り彼らに差し出した。
震えながら彼は私に問う。あぁそうだ。彼らは忍者なのだ。
確かに!と言うような顔をして彼らは恐る恐るジャムクッキ
ーを口にした。
2人は夢中になってココアとジャムクッキーを食べた。
口にクッキーのカスをつけてまで食べる2人の姿は
とても愛らしかった。
話題を展開させる為に私は2人に質問した。
先程より私に対する恐怖心が薄れている事に安堵した。
私が無害であることが分かったのであろう。
信頼されるというのはこれ程にまで達成感があるのかと
感じながらも話に向き合った。
2人の私に対する恐怖が薄れた今がチャンス。
彼らはどこに行くのか察しがついていた。
2人は覚悟したようにレミリアの目を見てこう言った。
3人は天女様の部屋を後にした。
部屋に入る前と後の2人の顔は圧倒的に違っていた。
1年生2人は多少の緊張を持ちつつ、覚悟を決めた眼差しを
持ち、夕方特有のオレンジ色の光に当たりながらレミリア
と手を繋ぎ6年い組の部屋へと向かった。
ー
テストから開放されたぞおおおおおお!!!
泣きそう。これからまた更新頑張りますね!
応援よろしくお願いします!











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!