第28話

〜作法委員会集め③と秘密のお茶会〜の段
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2025/03/08 21:48 更新
レミリア
さて、兵太夫と言ったわね。伝七くんとやらの顔はわかる…わよね?
笹山兵太夫
…はい。呼んでこい、と言いたいのですか?
レミリア
頼める?私じゃ顔が分からないの。
笹山兵太夫
…分かりました。
ー1年い組教室前ー
笹山兵太夫
コンコン…伝七に用が…うん。そう。
兵太夫が伝七を呼ぶ姿をレミリアは少し遠目から見ていた。  

いきなり兵太夫の後ろに立っていては伝七を

怯えさせてしまうと思ったからだ。
笹山兵太夫
…連れて来ましたよ。天女様。
そうだ忘れていた。

彼には天女様と呼ぶなと言っていなかった。
レミリア
…レミリア。天女様ではない。
笹山兵太夫
あ…はい。
さて、伝七君はどんな子かな?と兵太夫が連れている子に目

をやる。
レミリア
ッ…?
そこには




顔面蒼白で絶望したかのような顔をしてこちらを見ている

子供が居た。この子が伝七君なのであろう。
レミリア
…落ち着いて。私は貴方に危害を加えるつもりはない。貴方の先輩達も同様に。
先輩という言葉に反応して彼の体が震え始める。 

レミリアは人のメンタルケアに慣れていない為、

どうしたらいいのか分からずとりあえず2人を連れて

天女様の部屋へと向かった。
レミリア
…(今は何を言っても全てが地雷になる気がする。兵太夫は大丈夫そうだけれど、伝七は少し時間が必要ね。)
ー6年い組の部屋ー
綾部喜八郎
……少し遅くないですかぁ?
立花仙蔵
あぁ…まさかなにかしてい…
古明地さとり
貴方達は馬鹿ですか?
綾部喜八郎
はッ?
古明地さとり
沢山酷い事をしてきた先輩に急に呼び出されてると知れば心の準備くらい必要なはずです。当たり前でしょう?
立花仙蔵
…それもそうだな。私達が遅いと言えたことでは無い。
喜八郎はバツが悪そうに再び俯く。
古明地こいし
待ってればもう時期来るわよ!ほらね?
博麗霊夢
噂をすればと言うやつね…
霊夢とこいしは後ろへ振り向いた。

そこには人影が3人映り込んでいた。
博麗霊夢
まだ入らないで。外で待たせるのも可哀想だけれど、1年生が来てからみんなで入ってちょうだい。
十六夜咲夜
分かったわ。
立花仙蔵
…あれは藤内か?
霧雨魔理沙
そうだぜ。
立花仙蔵
あの扉の奥に……藤内が。
霧雨魔理沙
いずれ顔は合わせるからな。
立花仙蔵
分かっている…。
藤内が居ると知っても尚、喜八郎はバツが悪そうに俯くばか

りであった。
ー天女の部屋ー
レミリア
さぁ、入って。少しお茶にしましょう。
笹山兵太夫
…何故?
レミリア
伝七があの様子じゃ、先輩と対面した所で大変な事になりかねない。一先ずは落ち着きましょう。
黒門伝七
…わかり、ました。
2人は大人しく部屋に入り奥側の席へと座った。
レミリア
ごめんなさいね。ジャムクッキーしかないの。飲み物はホットココアでいいかしら。
ホットココアパウダーは咲夜が作ってくれた。  

それを牛乳に入れて溶かすとホットココアになる。

レミリアは早速ホットココアを作り彼らに差し出した。
レミリア
…食べていいわよ。少しお話しましょう。
黒門伝七
…ど、毒とか、入っていませんよね…
震えながら彼は私に問う。あぁそうだ。彼らは忍者なのだ。
レミリア
入っていないわよ。毒なんか入れたら私が殺されるし。
確かに!と言うような顔をして彼らは恐る恐るジャムクッキ

ーを口にした。
笹山兵太夫
……サクサク。ジャムの酸味がよく合っているよ。
黒門伝七
…この飲み物美味しい。
レミリア
その飲み物はホットココア。チョコレート…じゃぁ分からないわね。カカオ豆というものから出来たパウダーを暖かい牛乳に溶かすの。
2人は夢中になってココアとジャムクッキーを食べた。

口にクッキーのカスをつけてまで食べる2人の姿は

とても愛らしかった。
レミリア
貴方達、好きな事は?
話題を展開させる為に私は2人に質問した。
笹山兵太夫
……僕はカラクリが好きなんです。
先程より私に対する恐怖心が薄れている事に安堵した。 

私が無害であることが分かったのであろう。

信頼されるというのはこれ程にまで達成感があるのかと

感じながらも話に向き合った。
黒門伝七
…兵太夫の部屋はカラクリだらけなんだ。レミリアさんも入る時は気をつけてね。
レミリア
…そうなの。カラクリ…興味深いわ。今度見せてくれる?(紅魔館の館のセキュリティに使えるかしら)
笹山兵太夫
勿論です!
レミリア
伝七…貴方もその時は来てくれる?
黒門伝七
ッはい!もちろんです!
レミリア
ふふ。今度二人の部屋に行く時は更に美味しいものを持っていくわ。''皆で''またお茶会しましょう?
黒門伝七
はい!楽しみにしていますね!
2人の私に対する恐怖が薄れた今がチャンス。
レミリア
さて、そろそろ行きましょう。気持ちは落ち着いた?
彼らはどこに行くのか察しがついていた。

2人は覚悟したようにレミリアの目を見てこう言った。
笹山兵太夫
はい。
黒門伝七
先輩はまだ怖いですが、先程よりは落ち着きました。
レミリア
そう。でも私がいる限り貴方達の先輩は絶対手を出してこないわ。絶対に守るから。安心してちょうだい。
笹山兵太夫
……分かりました。
黒門伝七
はい!
レミリア
いい子ね。それじゃあ行きましょうか。
3人は天女様の部屋を後にした。

部屋に入る前と後の2人の顔は圧倒的に違っていた。

1年生2人は多少の緊張を持ちつつ、覚悟を決めた眼差しを

持ち、夕方特有のオレンジ色の光に当たりながらレミリア

と手を繋ぎ6年い組の部屋へと向かった。





テストから開放されたぞおおおおおお!!!

泣きそう。これからまた更新頑張りますね!

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