※ifストーリーです。そして結婚します。大丈夫な方はどうぞ☺️
あの日から2年、怪獣がこの世からいなくなり平和な毎日を過ごしている。
そんな平和な今日は龍寧祭りの日だ。
あなたはなんとかボクの斬撃から生き延び、今は龍寧神社の宮司をしている。
なぜあなたが宮司をしているのか。
それはことが落ち着いてからの龍寧神社周辺の治安にあった。
ことが落ち着いてからの龍寧神社周辺の治安は最悪だった。
ま、無理はない。
だってあの災害のもとをたどれば龍寧神社にありつくのだから。
毎日ラクガキやゴミのポイ捨て、酷い時には放火まであった。
そんな治安を回復させたのはあなただった。
言わばあなたも一番の被害者だ。
この龍寧神社を見捨てることだって容易に出来たはずだ。
でも彼女はしなかった。
理由は龍寧神社に埋められている隊員のため。
あなたは彼らの死を後世に語り継ぐ必要がある。こんな酷い扱いを受けていい訳がないと言った。
だから一番の被害者であるあなたが宮司という立場に立つことで治安の回復を狙ったのだ。
結果は今の龍寧神社を見たらわかるだろう。
賑やかに祭りの準備を進める神社の人や地域の人。
そんな事を思いながら太鼓を運ぼうとしたとき、ある人影がボクに近づいてきた。
レノを連れて太鼓を舞台の上へ運んだ。
騒がしいメンツだな。
舞台の前でレノと少し雑談しているとあなたが全速力でこちらに向かってきていることに気づいた。
あなたはレノに飛びつき、頭をわしゃわしゃと撫でる。
2人の話をしばらく聞いていると賑やかな声が聞こえてきた。
そう言うとあなたは嵐のように去って行った。
レノもタイミング良くバカ弟子達が来たみたいで早々にこの場を去った。
ボクは半袖半ズボンと雰囲気に合ってない服装なのを気にせずにど真ん中の最前を陣取り猫天堂のスにゃブラを始めた。
神楽も終わり、祭りも終盤を迎えていた。
そういえば今年は花火があるとか言ってたような…
最初はワクワクした。
静かで1人の空間になるのだから嫌な訳がない。
むしろボクの好きな空間だろう。
でも…
あなたが隣りにいない花火は嫌だ。
そう思っていた。
毎年違う花火とはいえ、練習の後、あの屋上で見た花火は凄く綺麗だった。
防衛隊。ボクを初めて認めて貰えた場所。
そしてあなたに、第1部隊のみんなに会えた場所でもある。
決して楽なものではなかったが、あの時代のボクは1番輝いていた。
いや、違う。みんながボクを支えてくれてたんだ。
そんなことを今更気づくなんてな。
なんてスマホをいじいじしていたら、聞き馴染みのある声が耳を貫いた。
あなただった。
あなたはそう言うとボクの手を掴み、走り出した。
ボクは理解が追いつく前にあなたに引っ張られ、龍寧神社を離れた。
あなたと全速力で有明りんかい基地に向かう。
今気づいたがあなたも神楽終わりで急いでいたのか半袖半ズボンだった。
謝りながら走るあなた。
可愛いので許す。
そんなこんなで着いた有明りんかい基地。
久しぶりに来た基地はどこか懐かしく感じる。
怪獣が消えてから沢山の防衛隊基地が打ちこわしになり、そこの跡地は学校や住宅街へと姿を変えた。
だが、有明りんかい基地は第1部隊の基地であったのもあり打ちこわしにならず、防衛隊の歴史を飾る言わば博物館になっていた。
歴代の識別怪獣兵器に専用武器。
もちろんボクの銃剣、あなたの弓と薙刀もあるぞ。
最近の社会見学や遠足ではここを訪れるのがマストになっているほどだ。
こんな感じの思い出話をしながら屋上に向かう。
屋上に近づくにつれて食べ物の匂いが濃くなってくる。
そう言い、あなたは屋上への扉を開けた。
そこには第1部隊の隊員が勢ぞろいしていた。
ついでに伊丹長官も。
そう言うとあなたは焼き鳥を受け取りに東雲のところに向かった。
ボクは辺りを見回し、誰も陣取っていないレジャーシートを見つけ、そこに腰を下ろした。
すると長谷川が近づいてきて声を掛けてきた。
そう言うと長谷川は伊丹長官の元に戻った。
なんてことを考えていたらあなたが焼き鳥を手に帰ってきた。
確かに平和が続くのはいい事だ。
でも、ボクはボクの花のある時代を防衛隊に費やした。
だからこそ…
あなたは自信満々の笑顔でボクに手を伸ばしてきた。
ボクが今を楽しめてないことを指摘されたことから、彼女はボクじゃ見れないところを見ているのを改めて実感する。
彼女の提案は言い換えるとおそらくチャレンジしようという意味だろう。
チャレンジするということは同時にリスクを負う。
しかも恋人とはいえ他人のリスクを一緒に背負うのはそう簡単なことではない。
でもあなたはボクのためにそのリスクも一緒に背負おうとしてくれる。
あー…
あれ?
口に出てた!?
だあー!!!喋らなくなったし!!!
なんだよ結婚したいって!!!プロポーズ下手すぎるにも程があるだろう!!!!
何やってんだ!!ボク!!!
彼女がそう言ったとたん花火が上がった。
花火より自分の心臓の音がうるさい。
すると彼女は左手の薬指を指してこう言った。
汗ばみ震える身体を抑えて、ボクは告白をした。
あなたの返事と一緒に最後の大きな花火が上がった。
2人で何も無い夜空を見上げる。
まぁもちろん嘘だが。
顔を赤くしながら欲しい言葉をくれる彼女、
いや妻はやっぱり可愛い。
𝑭𝒊𝒏.
皆様お久しぶりです。作者です。
まず、6月の頭頃にコメントくれた方コメント返せなくてすみません🙇♀️💦
コメント返そうと思ったら何故か見れなくなっていて、このタイミングになってしまったこと本当にすみません😭
中身は見させて頂きました!この読み切りを作るための重い腰をあげさせてくれたコメントでもあったので本当に感謝してます。🥰
感想もとても嬉しかったです!ありがとうございました!
改めて、読み切り読んでいただきありがとうございました。
日にちがだいぶ空いてたので口調迷子になってるところもあると思いますが楽しんでもらえたら嬉しいです😘
このお話がifストーリーなのが苦しいですが、少しでも2人幸せになってくれたらの一心で書きました。
おそらくこれが最後の更新になると思います。
この作品に出会っていただきありがとうございました。
また縁があればお会いしましょう!
てか、あと1話で原作終わるの辛すぎるんですけど?













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。