第59話

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2025/01/29 13:59 更新
宮司(怪獣Z)
そんな分かりやすい攻撃で私たちを止められるとでも思うのですか?
出雲 ハルイチ
グハッ!!!
神楽木 葵
グッ…
攻撃を貰う度に目の前に見えるのは自分の飛び散っている血。
まだだ…繋げないと…
出雲 ハルイチ
ッ…葵ッ!!
神楽木 葵
わかっているッ!!
オペレーターさんが言うには鳴海隊長と東雲さんも討伐に手こずっているようだった。
俺らは2人で挟むように怪獣Zに近づいた。
宮司(怪獣Z)
…なるほどな
宮司(怪獣Z)
貴様ら繋ぎの役目か
宮司(怪獣Z)
残念だがそんなんじゃ
攻撃が当たる直前に違う場所に素早く移動した怪獣Z。
出雲 ハルイチ
やばっ
神楽木 葵
!?
俺たちは案の定ぶつかり、それぞれの攻撃を受けた。
宮司(怪獣Z)
自滅するぞ
出雲 ハルイチ
クソっ…
宮司(怪獣Z)
次で終わりかな
そう言って俺らに指先を向けてくる怪獣Z。
もう避けるのは無理だろう。
鳴海隊長たちと同じように俺たちもスーツの限界が近く、もう身体に力が入らない。
出雲 ハルイチ
…あーあこれが最後か
神楽木 葵
お前とぶつかって終わりは嫌だな
出雲 ハルイチ
それは俺もそうだけどもう身体が言うこと聞かないんだよ
神楽木 葵
…それも…そうだな
出雲 ハルイチ
ありがとう、楽しかった
神楽木 葵
ああ、こちらこそお前と仲間でよかった
神楽木 葵
次会う時はもっと平和な世界がいいな
出雲 ハルイチ
…ああ
宮司(怪獣Z)
チッ…つまらないですね
俺たちに向けられた指先から黒い攻撃が飛んでくる。
ああ…死ぬんだな俺。
















四ノ宮 キコル
まだ諦めるのは早いわよ!!
出雲 ハルイチ
!?
数分前
小此木 このみ
『亜白隊長!第1部隊に増援送れませんか!?』
亜白 ミナ
『どういうことだ』
小此木 このみ
『第1部隊の隊員全体のスーツの限界が近く、体もボロボロです!持っても10分かと!』
そうは言われてもこっちもこの人数で回すのが精一杯だった。
亜白 ミナ
どうすれば…
保科 宗四郎
『亜白隊長、四ノ宮と一緒に第1部隊の増援に行ってください』
保科 宗四郎
『怪獣αと残りの大怪獣は僕たちがなんとかします』
亜白 ミナ
『だが…』
保科 宗四郎
『あなたの名字さんに最後の挨拶しなくてええんですか』
亜白 ミナ
!?
保科のこの一言でなぜか行かないといけないと思ってしまった。
そうだ。私はまだあなたの名字に感謝を伝えられていない。
なら彼女の願いを叶えてあげるのがせめてものお礼なのではないか?
そのためにはあなたの名字を殺さないといけない。
でもその頼みの綱だった鳴海も限界が近い。
ならこの仕事は私がするべきものだ。
亜白 ミナ
『…ありがとう、頼んだぞ保科』
保科 宗四郎
『了』
亜白 ミナ
『四ノ宮、有明に行くぞ』
私は四ノ宮を引き連れて有明に向かった。
四ノ宮 キコル
まだ諦めるのは早いわよ!!
出雲 ハルイチ
四ノ宮!?
四ノ宮は怪獣Zに一撃を与えた。
宮司(怪獣Z)
グッ…
四ノ宮 キコル
さぁ次は私が相手よ
宮司(怪獣Z)
…ッなるほど、貴様らはこれを待っていたのか
宮司(怪獣Z)
まぁいい
宮司(怪獣Z)
貴様らが死ぬのには変わりないからな
庇ってくれた四ノ宮の背中はとても大きかった。
出雲 ハルイチ
俺たちももうひと踏ん張りだ、行こう葵!!
神楽木 葵
あぁ…!!!
私が鳴海のところに着いたとき、鳴海が取り込まれようとしていた。
亜白 ミナ
鳴海!!死ぬ気で動け!!
私は反射で怪獣に向けて銃を放った。
見た目があなたの名字でもお構い無しに。
怪獣X
ちょっと〜誰よ!良いとこだったのに!!
亜白 ミナ
そうか。でも鳴海は渡さんぞ
鳴海 弦
…ハハッやっと心づもり出来たのかよ
亜白 ミナ
…遅くなってすまない
鳴海 弦
構わん、お前がそのつもりになるとは思っていなかったからな
亜白 ミナ
…そうか
鳴海 弦
だから亜白、あなたのためにやるぞ
亜白 ミナ
あぁ、勿論だ。
鳴海 弦
てなワケで次はこっちの番だぜ怪獣X。
鳴海 弦
怖すぎてちびんなよ?
怪獣X
チッふざけやがって!!

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