攻撃を貰う度に目の前に見えるのは自分の飛び散っている血。
まだだ…繋げないと…
オペレーターさんが言うには鳴海隊長と東雲さんも討伐に手こずっているようだった。
俺らは2人で挟むように怪獣Zに近づいた。
攻撃が当たる直前に違う場所に素早く移動した怪獣Z。
俺たちは案の定ぶつかり、それぞれの攻撃を受けた。
そう言って俺らに指先を向けてくる怪獣Z。
もう避けるのは無理だろう。
鳴海隊長たちと同じように俺たちもスーツの限界が近く、もう身体に力が入らない。
俺たちに向けられた指先から黒い攻撃が飛んでくる。
ああ…死ぬんだな俺。
数分前
そうは言われてもこっちもこの人数で回すのが精一杯だった。
保科のこの一言でなぜか行かないといけないと思ってしまった。
そうだ。私はまだあなたの名字に感謝を伝えられていない。
なら彼女の願いを叶えてあげるのがせめてものお礼なのではないか?
そのためにはあなたの名字を殺さないといけない。
でもその頼みの綱だった鳴海も限界が近い。
ならこの仕事は私がするべきものだ。
私は四ノ宮を引き連れて有明に向かった。
四ノ宮は怪獣Zに一撃を与えた。
庇ってくれた四ノ宮の背中はとても大きかった。
私が鳴海のところに着いたとき、鳴海が取り込まれようとしていた。
私は反射で怪獣に向けて銃を放った。
見た目があなたの名字でもお構い無しに。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!