私の名前は虹風花美。
花園学園に通う、どこにでもいる普通の中学2年生です。
私は読書が大好きっ!
特にドキドキワクワクさせてくれる恋愛小説が好きなんだ♪
それに、すっごく憧れるしね。
私もハッピーエンドな恋愛がしたい。
なにか良いことないかな、はぁ…。
こう話しかけてきたのは私の親友、南未零。
未零は元気でとっても明るい、優しい女の子なんだっ。
私と気が合うことが多くて、本が好きなことも一緒なの。
そして、唯一私のことを"はなみ"ではなく、"なみ"って呼んでくる存在なんだ。
だから私も"みれい"とは言わず、"れい"って呼んでる。
やっぱりれいは私のこと分かってる!
さすがっ!!
この二人も私の親友、春咲夢香と夏穂紋笑。
ゆかは優しくて、とっても聞き上手なの。
あと、情報網がすごい!
どんな情報でも集めてきてくれる。
もえもやっぱり優しくて、色々な知識を持っている。
そして、もえが言ったことはなんと百発百中!
すごいよねぇ。
あ、ちなみにこの二人は恋愛経験なし。
あっ、れいにはちゃんといるんだよ?好きな人。
ゆか、もえまでっ!
…というか、二人ともさっきからシンクロしすぎっ💦
そう!これは私が一番好きな物語なのっ。
そのあと、ワーワー言いあって、れいが話を始めた
王子、というのは、このクラスで一番モテる南沢優仁くんのこと。
女子からも男子からも好かれている、いわゆる"リアル王子様"らしい。
れいはその南沢くんが好きなんだけど、めちゃくちゃ敵が多いんだよね…。
だから、私は人一倍応援してるつもり。
それが届いているといいけどね!
…すると突然、ゆかが私に聞いてきた。
うっ…それは聞かないでほしい…。
ちょっと、何故にもえまでノリノリなんですか…!!
もうっ!
3人そろって「へ??」はないでしょっ!?
わーんっ!誰か私を慰めてっ!
だーかーらーっ、そろえるなぁーっ!!
ううっ…。鋭いよ…。
だから……汗
文句を言われながら席に連れて行った。
そう、もう諦めてるもん。
私がどんなに強く願ったって届いてはくれない。
現実は……そう甘くない。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。