小さい頃、ある数多なる夢を見た。
一つは、キラキラと輝く父親の絵。
一つは、路上ライブをしているダンサー。
一つは音楽番組で自信満々げに、そして楽しげに歌っている歌手。
そして、その中でもピカイチで輝いて見えたのは_______
小説だった。
小説に触れるとドキドキして、何処までも、何処までも、世界が広がっていくような気がして。
書き始めてみれば夢中になって文を書き続けた。
そしたら気付かぬうちに、俺は最年少作家と言われるほどの小説家に成り代わり、
数多くの作品を執筆していた。
ただ、やりたいことを好きなようにやっていただけだった。
【手に取れば、どんな芸術も自分のものとして表現してしまう才能】
それが俺には備わっていた。
だから俺は全てを習い尽くした。
ただただ、楽しかったあの頃。
.........それが、姉弟達を傷つけていたとはつゆ知らず。
コンコン(ノック
バタンッ
ただただ楽しかった、文章を書くことが楽しかった、あの頃。
それはもう、今となっては大事な姉弟達を苦しませるだけの凶器と化してしまっていた。
だけど、ごめん。
彰人、絵名。
それでも俺は,大事な瞬間を綴っていきたいんだ。
大事なこの瞬間を忘れないように。
もう、2度と______________
『後悔しないように。』
名前 東雲あなた
東雲家長男
年齢 18歳(高校3年生)
[その他概要]
中学3年生にして小説家デビューを果たし、その後16歳にて新人賞受賞。
他,賞を総なめにしてきた。
常に自分と比較されている兄弟達に負い目を感じている
隠れシスブラコン
ツンデレ気味
バタンッ!!!!
※口下手にも程があるだろ←














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。