階段をおりていたその時だった。
発作がおこったのは。
階段から落ちそうになった私をお父さんが助けてくれた。
お父さんは別の場所で働いていたのに、私が余命宣告を受けたと聞いて、わざわざ会社に有給を取って帰ってきてくれた。
お母さんまで駆け寄ってくれた。
私は、初めてこの生活がこんなにも恵まれていることを知った。
そこで、私の意識は途絶えた。
気づけば、また病院のベットに寝ていた。
お父さんとお母さんは、泣きながら笑ってこたえてくれた。
その直後、私の体に激痛がはしった。
声が出せない・・・
苦しい。
痛い痛い痛い痛い・・・
助けて
びっくりしたお母さんとお父さんは、すぐにナースコールを押した。
そして私の意識はなくなった。
お母さんサイド
気づいたら、咲が過呼吸をして、涙を流していた。
びっくりして、すぐにナースコールを押した。
やってきた先生が言った。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!