あらすじ
きょーさんも人になった
知ってた
いつものように置かれている段ボールを開けると
今日は緑色の帽子を被ったおばけが入っていた
どうせ二人の知り合いだし
抱えた瞬間におばけはジタバタと暴れ出した
すぐに手を離してあげる
離したら離したで不思議そうな顔をしている
どうしよう
扱いが難しいぞ、この子
優しく声を掛けるとふよふよと浮かびながらついてくる
段ボールの中にある紙を浮かび上がらせて
私の目の前で停止させた
特殊能力…?
名前を褒めると消えたり現れたりしはじめた
よっし、この子はきっと優しく接してあげるといいんだ
学習、学習
…らっだぁの犬感、きょーさんのスパダリ感が凄い
いつの間にかいなくなってる
らっだぁの方を見るとみどりくんが
ニコニコしながらこちらへ戻ってきている途中だった
らっだぁのこと脅かしたのかな?
案外、みどりくんはいたずらっ子なのかもしれない
目の前にいるみどりくんに聞いてみると
首を横に振りはじめた
残像が見えるレベルにまで早くなった
女の子好きでむっつりスケベなの否定したすぎでしょ(笑)
らっだぁも参戦
ポンッ
そんな音と共に煙が出てきた
しばらくして煙が消えた代わりに出てきたのは、
ヨッ〇ーの着ぐるみのようなものを着ているイケメン
まぁ、みどりくんだろうね
私もその能力ほしいな
女の子呼んで全員働かせるから
労働力が…
せっかく休みが得られると思ったのに…
残念……
見たい見たい!
みどりくんがそう言うのと同時に私の足が地面から離れはじめた
さっきおばけの時にも物は浮かせてたけど、
人の姿でやるとなんか凄さとか特別感が増すっていうか…
とにかくなんか凄い
浮いてる
楽しい
きょーさんによる衝撃的発言
今日一番のみどりくんの大声が家中に響いた


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!