前の話
一覧へ
次の話

第10話

Chapter 1 / ︎︎⟡ 触れてはいけないパンドラの箱
147
2025/09/25 05:39 更新
︎︎⟡ モノテルテル
︎︎⟡ モノテルテル
 『 オマエら !! グッドモーニング !! 朝の7時になりました 。起床時間でーす !! 』 
 最悪な目覚まし時計で俺は目を覚ました
 
 放心状態で天井を見つめる
 いつもの見知った天井ではなく 、安心感を覚えることは無い

 何をする気にもなれないまま 、俺はベッドに座り込み 、目頭を抑える
 ぼうっとする頭で 、昨日のことを思い出す

 モノテルテル
 無期限の学園生活
 ___ コロシアイ

 色々と思考を巡らせているうちに 、かなりの時間が経った
⟡ 新田 逢
⟡ 新田 逢
 そろそろ 、動かないと 
 若干の頭痛を感じながら 、俺はふらふらとした動きで洗面台へと向かい 、顔を洗った
⟡ 新田 逢
⟡ 新田 逢
 … 酷い顔 
 水が頬を滴る
 このまま涙を流しても誰にも気づかれなさそうだった

 顔はやつれ 、視線は前を向いているか怪しかった
 昨日のことが大分ショックの様だった
⟡ 新田 逢
⟡ 新田 逢
 さて 、と … 
 俺は頬を数回叩き 、気分を切り替えた

 あんな物騒な事は言われたが 、殺人が起きたわけじゃない
 案外 、ここでずっと平和に 、楽しく過ごすのかもしれない
 そう思うと少し気分が楽になった
⟡ 新田 逢
⟡ 新田 逢
 気張りすぎも良くないよね 
 俺はネクタイを締め直し 、ドアノブに手を置いた
 慣れない手つきで手首と共にドアノブを捻り 、自らの方へと引っ張った

 廊下が見える
 相変わらずの趣味の悪い廊下と ……
︎︎⟡ 江透 しえ
︎︎⟡ 江透 しえ
 … あ 
⟡ 新田 逢
⟡ 新田 逢
 あ … 
︎︎⟡ 江透 しえ
︎︎⟡ 江透 しえ
 …… おはよう 、眠れた ? 
 俺の顔を覗き込むようにして 、江透さんはそう言った
 ドアに付いているチャイムを押すつもりだったのか 、彼女の右腕は空中で静止していた
⟡ 新田 逢
⟡ 新田 逢
 おはよう … 良く眠れたよ 
︎︎⟡ 江透 しえ
︎︎⟡ 江透 しえ
 そう 、なら良かった … 
 彼女は安心したかのような表情を見せた
 思わず 、俺の頬も緩んだ
︎︎⟡ 江透 しえ
︎︎⟡ 江透 しえ
 朝ご飯 、食堂で食べるみたいだから声掛けに来たの … 他のみんなもいるよ 
⟡ 新田 逢
⟡ 新田 逢
 そういう事ね … それじゃあ行こっか 
 俺の呼び掛けに江透さんは小さく頷き 、くるりと体を回転させ廊下を歩いた
 2人の足音が静かな廊下に響く

 俺は欠伸を噛み締め 、彼女に着いて行くように歩を進めた


 ⟡ 食堂
︎︎⟡ アイリス ・ ヴァレンタイン
︎︎⟡ アイリス ・ ヴァレンタイン
 あ 、おかえりしえちゃん  
 ちゃんと連れてきてくれたんだね 
 アイリスさんはそう言い 、俺達に手を振った
 俺も小さく手を振り返し 、俺の席と思われる場所に座る

 食堂内は楽しげな声で溢れ 、昨日の辛気臭さは無くなっていた
 まるで普通の学校生活のようであった
︎︎⟡ 天童 夏希
︎︎⟡ 天童 夏希
 おっはよ ~ !! 逢クン !! 
 朝ご飯持ってきたよ !! 
 両手一杯にお皿を抱えた天童さんが 、こちらに駆け寄ってきた
 朝飯だと思われる料理からは湯気が上がり 、白い幕を空中に漂らせている
⟡ 新田 逢
⟡ 新田 逢
 ありがとう 
 彼女からお皿を受け取り 、自分の目の前に置く

 どうやら朝飯はトーストの様だった
 パンの表面に焦げ目がつき 、バターが蛍光灯の光を反射している
︎︎⟡ 緑禰 寝音
︎︎⟡ 緑禰 寝音
 どうどう ~ !? それボクが作ったんだよ !! 
 顔を上げると 、向かいに座っていた緑禰くんが身を乗り出して 、笑顔でトーストに指を指していた
︎︎⟡ 冷泉 霜華
︎︎⟡ 冷泉 霜華
 厨房出禁になった癖に何言ってんだよ 
︎︎⟡ 心澤 忠
︎︎⟡ 心澤 忠
 緑禰様は今後 、調理をなさらずとも結構ですので … 
 心做しか 、冷泉くんと心澤くんの声が疲れているような気がした
︎︎⟡アイノア・マルディシオン・ルグブレ
︎︎⟡アイノア・マルディシオン・ルグブレ
 何をすればそんな事になるのよ … 
︎︎⟡ 冷泉 霜華
︎︎⟡ 冷泉 霜華
 あれは辛かった 
︎︎⟡ 心澤 忠
︎︎⟡ 心澤 忠
 終わりかと思いました 
 厨房で何が起こったのか興味が出てきた
 まぁ 、2人の反応を見る限りろくな事は起きていないのだろう
︎︎⟡ 夢川 りんね
︎︎⟡ 夢川 りんね
 ちょっと緑禰くん ~ ? 
 食べ物で遊んじゃいけないんだよ !! 
︎︎⟡ クロ
︎︎⟡ クロ
 そーだそーだ !! 
 朝食遊戯罪で有罪だ !! 
︎︎⟡ 白雲 玲夜
︎︎⟡ 白雲 玲夜
 ほら 、食材さんにごめんなさいした ? 
 遠くの席からヤジが飛んできた
 クロくんに関しては 、椅子の上に膝で立ち 、フォークでこちらを指している
︎︎⟡ 緑禰 寝音
︎︎⟡ 緑禰 寝音
 後で覚えとけ 
︎︎⟡ 継剥 真綿
︎︎⟡ 継剥 真綿
 喧嘩しないで … 
 あの4人の声が広い食堂内に良く響く
 落ち着いて朝食を摂ることも出来ないのか
︎︎⟡ 明戸梨 颯芽
︎︎⟡ 明戸梨 颯芽
 はしたないのですよ … 
︎︎⟡ 優川 声愛
︎︎⟡ 優川 声愛
 男子ったら嫌だね ~ 
︎︎⟡ 輪廻 志空
︎︎⟡ 輪廻 志空
 まーまー !! 
 元気なのはいい事じゃん !! 
︎︎⟡ 古日向 陽毬
︎︎⟡ 古日向 陽毬
 それにしては … ですけど 
 女子達の方を見てみると 、皆で固まって食べているみたいだった
︎︎⟡ 煉兎志 叶人
︎︎⟡ 煉兎志 叶人
 …… それじゃあ 、今日はどうしようか 
 皆が朝食を食べ終え 、食堂が静まり返った時 、煉兎志くんが口を開いた
︎︎⟡ 水涼 珠々音
︎︎⟡ 水涼 珠々音
 はいはーい !! 
 それについてすずねから意見があります !! 
 水涼さんが強く立ち上がり 、ガタッ 、と音を立てて椅子が倒れた
 彼女はそんな事はお構い無しと 、手を挙げながら自分の意見を話し始めた
︎︎⟡ 水涼 珠々音
︎︎⟡ 水涼 珠々音
 ほらさ 、すずね達この学園についてなんにも知らないでしょ ? 
 だから 、ここの探索でもどうかなって !! 
︎︎⟡ 水涼 珠々音
︎︎⟡ 水涼 珠々音
 秘密の出入口も見つかるかも !! 
 なーんて
 白い歯を輝かせながら 、彼女は自信満々に話す

 確かに 、探索はいいかもしれない
 この広い学園じゃあ迷ってしまうこともあるだろうし 、彼女の言うとおり 、外に繋がる隠れた出口があるかもしれない
 それでなくても 、なにか手がかりが …
︎︎⟡ アイリス ・ ヴァレンタイン
︎︎⟡ アイリス ・ ヴァレンタイン
 名案名案 !! 
 それじゃあ 、珠々音ちゃんの言う通り探索にしよっか 
︎︎⟡ 心澤 忠
︎︎⟡ 心澤 忠
 探索とは言っても … 
 個人で動くのか 、全員で動くのか 、何個かグループを作って動くのか … 等ありますが 、如何なさいましょうか 
︎︎⟡ 明戸梨 颯芽
︎︎⟡ 明戸梨 颯芽
 個人は危険だし 、全員で動くとすると人数が多すぎると思うのです … 
︎︎⟡ 明戸梨 颯芽
︎︎⟡ 明戸梨 颯芽
 だから 、わたしはグループで動くのが良いと思うのです … !! 
 俺も明戸梨さんの意見に賛成だ
 人グループ3 、4人ぐらいが調度良いだろう
︎︎⟡ 夢川 りんね
︎︎⟡ 夢川 りんね
 じゃあグループだね 
 … 何で決める ?  
︎︎⟡ 天童 夏希
︎︎⟡ 天童 夏希
 ふっふっふっ … 
 それについて私から意見があります !! 
︎︎⟡ 夢川 りんね
︎︎⟡ 夢川 りんね
 はい !! そこの天童ちゃん !! 
 ご意見どーぞ !! 
 夢川くんは天童さんを力強く指さした

 天童さんは 、懐から木の棒を自信満々に取り出し 、宝物を自慢するかのように俺達の前に並べた
︎︎⟡ 天童 夏希
︎︎⟡ 天童 夏希
 なんと !! ここにくじがあるんだよね ~ !! 
 だからくじ引きはどうかな !? 
 流石超高校級のアシスタント 、とでも言おうか
 常に準備万端 、という感じなのだろうか

 彼女の提案に反対意見は出ず 、そのまま一人一人くじをひいて行った


 ⟡ Aグループ
  新田 逢
  煉兎志 叶人
  江透 しえ

 ⟡ Bグループ
  冷泉 霜華
  緑禰 寝音
  優川 声愛

 ⟡ Cグループ
  アイリス ・ ヴァレンタイン
  水涼 珠々音
  天童 夏希

 ⟡ Dグループ
  輪廻 志空
  夢川 りんね
  白雲 玲夜

 ⟡ Eグループ
  明戸梨 颯芽
  心澤 忠
  継剥 真綿

 ⟡ Fグループ
  古日向 陽毬
  アイノア ・ マルディシオン ・ ルグブレ
  クロ


︎︎⟡ 輪廻 志空
︎︎⟡ 輪廻 志空
 ___ うん !! なかなか良いんじゃない ? 
_@_
 それじゃあ 、これで探索初めよっか … 

 ↪︎ ᑎᗴ᙭T


 どうチーム分けをしたら良いか分からずこうなりました … 👉👈
 オススメのチーム分けの方法があったら教えて欲しいです … .ᐟ.ᐟ
 それでは .ᐟ.ᐟ

プリ小説オーディオドラマ