第7話

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2026/02/10 14:26 更新





翌朝。


教室に入った瞬間、
俺は妙な光景を見た。



「けちゃそれ似合うじゃん!」



ちぐがけちゃの髪を軽く整えている。

距離、近すぎだろ。



「そ、そうかな……」



けちゃは照れたみたいに笑う。


その顔を見た瞬間、
胸の奥がざらっとした。


……なんだこれ。



「まぜ、おはよ」 


あっとが隣に立つ。



「顔こえーぞ」

「普通だけど」

「普通のやつはあんな睨まねぇよ」



睨んでた?


俺が?


視線を逸らそうとした瞬間、
けちゃと目が合った。



「あ、まぜち!おはよ!」



ぱっと明るくなる表情。


その一瞬で、
さっきまでのざらつきが少しだけ消える。


……単純か、俺。



「髪、切った?」



気づいたことが口から出ていた。



「えっ」



けちゃが目を丸くする。



「わ、分かるの……?」

「毎日見てるし」



言ってから、
自分で少し驚いた。


毎日見てるってなんだ。



「に、似合ってる?」



不安そうな声。

俺は迷わなかった。



「似合ってる」



その瞬間、
けちゃの耳が赤くなる。


分かりやすすぎる。



――その顔、他のやつにも見せてんのか。



胸の奥が、またざらつく。



「まぜたん!」



ちぐがひょこっと顔を出す。



「けちゃ今日かわいいよね〜」



その言葉に、
反射的に返していた。



「知ってる」



場が、一瞬止まる。



……あ。


やば。



ぷりが口角を上げる。


あっきいはにやにやしてる。


あっとは小さく笑っていた。


けちゃだけが、固まっている。



「ま、まぜち……?」

「事実言っただけ」



平然を装うけど、心臓はうるさい。


なんだこれ。


ちぐが近づくと嫌で、
笑ってると安心して、
他のやつと話してると落ち着かない。


そのくせ。


目が合うだけで、
こんなにほっとする。





……認めるしかないのか。




俺。




けちゃのこと、好きだ。




自覚した途端、
世界が少しだけ変わる。




――渡したくない。




そんな言葉が、
喉まで出かかった。


でもまだ言わない。


言えない。


だってこいつはきっと、逃げるから。


だからもう少しだけ。









気づかないふりで、
隣にいる。










おひさしぶりです((

学年末てすとでした!!(


今日で本垢の活休もここでの小説も復帰です🫵🫵





ちなみにわたくしこういうものです








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