《あなた》side
片付けが終わってシャワーを浴びた私に
突然そんな疑問を投げ付けてきたジン君
機嫌が悪い自覚があるんだねㅎ
あんなに嫌がってたのになんで?!
やっぱり凄く酔っぱらってる?!!!
ちょっと理解できません…
やっぱり凄く酔っぱらってる方だ!絶対!!
普通に見えて凄く酔ってるんだ!ジン君は!!
こうなったら頑固なジン君。
仕方ないから酔っ払いに付き合うことにするか…
寝室の奥にあるクローゼットへ向かうために
歩きだした私の後ろをジン君がついてくる
なんかムカつくんだけど可愛いな…
悔しい…
もう 酔っ払いには何を言っても否定されそうだから
仕方なく黙っておくことにする
クローゼットに入れば
当然の様にジン君も入ってこようとするから
一応ここでも一度、付いて来ないでって言ってみたら
それは何故だか通用したらしく
一人で着替えを済ませてクローゼットから出た
下に下ろした両手を少し体から離して開きながら
クルっとゆっくり回って見せる
これのどこに危険が?
そんなものないでしょ?
と、言わんばかりにドヤ顔で回って見せた
それなのに負けじとジン君もドヤ顔で
ワンピースが危険だと言い放つ…
なんだろな… 今日のジン君は
いつにも増して 厄介な酔っ払いだな…
ちょっとだけそんな風に思ってしまった
ジン君が思ってる「このワンピースの危険性」
のスピーチが始まるのかと思ったら
ベッドに腰かけて
私を待ってたその場から立ち上がって
私の背後に立ったジン君
急に声色を変えた彼は
きっと 厄介で可愛いジン君じゃなくなってる…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。