side不在 探偵社前
そう問うと、次々に案があがった
キラン🗡
国木田の一瞬の希望は、瞬く間に落ちていった。
そういうと、宵は少し微笑んで探偵社の扉を閉じた。
探偵社前 廊下
宵は探偵社の前に静かに立っていた。
ぞろぞろと黒服を引き連れて、宵に問う。
黒い外套から、無差別なそして殺意を持った攻撃が宵を襲う。
しかし、攻撃はかすりもせずに、最短で最適な交わし方をする。
それは、あなたの下の名前の避け方を重ねるような動きにその場の全員は呆然とした。
宵は至る所を使い避けていった。
宵が触った物が次々に動き出して一塊になった。
それは形を変えて、一つのロボットのような形に変わった。
0.3秒…芥川が少し目をそらした瞬間、十分に離れていた間合いを宵に詰められてしまった。
スッ(←木の棒
大きく振り上げた木の棒を、芥川の頭に勢いよく振り下ろした。
芥川には三途の川が見えたという。
そのとき
ズサァ…
いつも通りに、コケてしまった我らが幹部補佐、
誰よりも先に動いた者がいた。
宵は手をあなたの下の名前に差し伸べ、あなたの下の名前はその手を借りた。
一つ深呼吸をすると、今までには稀に見ないほど大きな声で言った。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。