演劇部は一気に緊張モードに突入した。
花憐がホワイトボードに「大会まであと30日」と大きく書き出す。
部長の鬼のようなスケジュールに、
やる気のなかった美少女戦士たちも思わず背筋を伸ばす。

翠が途中で「ポケットにお菓子入れる練習もしていい?」と聞いて怒られ、
白亜はスカートで開脚して破りそうになり、
花乃はケープを踏んで3回転倒。
花憐がため息をつきつつも、口元は楽しそうだった。
ある日、体育館の前に他校の演劇部がやってきた。
長身の男子が名乗る。
花憐が無言でマントを翻すと、
相手チームが「おお……」とざわめく。
挑発して去っていくライバルたち。
部室に戻ると、白亜たちは一斉に叫んだ。
「「「絶対負けたくないーーー!!!」」」
花憐が満足げに笑った。
「「えええええええ!?」」
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!