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八宵side
私と伊織は今、鹿の肉を届けるために
和心の家に向かって山道を歩いているんだけど、、、
薄暗くて気味の悪い山道に来てしまった。
ガサガサッ!!!!!!!!!!!!
私のいるすぐ横で、物音がした。
ガサッ!!!!!!!!!!!!
ヌッと大きな影が私達を包んだ。
よく見てみると、淡い黄緑色の髪の綺麗な女の人が
心配そうに私達のことを覗き込んでいた。
ザザザサッ!!!!!!!!!!!!
グアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!
珠空さんの背後から大きな熊が出てきて、
殺気立った目に、鋭い爪をたててほえた。
グアアッ!!!!!!!!!!!!
ブンッ!!!!!!
刃物のような鋭い爪が襲いかかってくる。
いくらこの熊にどうにかしようったって
こんな細身の女性に倒せる力があるとは思えない
しかも一発でなんて、、、
ザッ、、、
珠空さんが、不思議な呼吸をしながら、
拳をぎゅっと握り、
足を大股に開いて構えの体勢をとった。
すると、
ドガッ!!!!!!!!!!!!メキッ!!!!!!
ガゥッ、、、
ドドォン、、、
熊は気絶し、その場に横たわった
珠空さんは、本当に
たったの一発で巨大な熊を倒してしまった
呼吸ってすげえんだぞ_______________
呼吸の仕方を変えるだけで強くなれるんだ_________
お父さんがいってた、、、
少しだけ昔のお父さんのことを知れた気がした。
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👺我妻家出てこなかったね!!😭😭
ごめんなさい!!!
また明日、楽しみにしてて下さいっ⭐️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。