第10話

#10 風の魔法使い
162
2026/07/17 07:00 更新
注意⚠️
若干furm要素…あるかも



📱視点

どうしたらいい?どうすればいい?

焦燥感は留まることを知らず俺の心にどんどん募っていく

俺なら…止められる…はず

しゅうとを避けてあいつにだけ魔法を当てられる

でも、もし、失敗したら?

助け、られなかったら?

普段なら考えもしないはずなのに、今日だけは心配で仕方がなかった

かざねは攻撃魔法を使えない

つまりこれは俺にかかっている

なのに、……

あの記録をみてから、どうしても集中ができない

今のままでは、本当にしゅうとに怪我をさせてしまう

それだけは、ダメだ

絶対に

傷つけたくない

でも、素直に従えば確実にろくな目には合わない




手を上げる瞬間、

相手に向かって 水を打ち出す魔法 ウォーター・ショットを放った




しかし、起動がどうしてもブレてしまう
りもこん
ッ…まず、
しゅうとに当たる、

そう思った刹那




どこからか、 風を打ち出す魔法 ウィンド・ショットが飛んできて相殺する

そしてさらに周辺にいた魔法使い達が一斉に吹き飛ぶ
りもこん
…!
かざね
モブ1
!?
そして、完全に魔法が消え

間髪入れずにしゅうとが目を開け杖を取り出して 氷を打ち出す魔法アイス・ショットであっという間に倒す
しゅうと


…正直、思考が追いつかない

今の風魔法はどこから?

てか、しゅうと起きてたの?

などといった考えが頭を巡る
かざね
、あー…
かざね
どうも、……
しゅうと
あ、はい…初めまして、
りもこん
え、てか…起きてたの?
しゅうと
ん…いや、ついさっきまでほんとに寝てたけど…
しゅうと
途中で起きて…でも、今起きたってバレたらまずそうだったから寝たフリしてた
りもこん
な、なるほどね
りもこん
とりあえず…怪我がなくて良かったけども
……
しゅうと
それより…さっきの風魔法…って……誰?
かざね
…そうですよね…
正直、今一番気になるのはそこだけど…
この中に風の魔法を使う人間はいない

それなら一体誰が…?
いや〜ほんと、怪我なくて良かったー!
顔を見合せていると

聞き覚えのある、懐かしい声が聞こえてきた
りもこん
りもこん
ふ…うはや?!
ふうはや
あぁ、久しぶりだな!
ふうはや
りもこん!
緑の髪に瞳、明るく弾けるような声と笑顔

ずっと…ずっと……待ってた……

10年以上俺が待ち続けた相手







りもこん
遅いんだよぉ!!
ふうはや
うわっ!
ふうはや
ちょ、ごめんて…
気づけば俺は視線も気にせずふうはやに抱きついていた
数分後…
📱視点

…やってしまった

キャラに似合わないことをした……
ふうはや
落ち着いたか?
りもこん
頷くと、再びニッと笑って
ふうはや
ほら、ちゃんと戻ってきたぜ!
と、明るく告げる
ふうはや
しゅうとも久しぶり!
しゅうと
…うん、ほんと久しぶり…
かざね
…えーっと……初めまして、かざねです、…
ふうはや
(…どっかで見たことあるような……?)
ふうはやはかざねのことを凝視し
かざね
あの、なんですか?
ふうはや
ん…いや、初めまして、俺はふうはや
ふうはや
(気のせい…かな)
しかし何事もなく挨拶をする

そして、俺はようやく気になっていた質問をぶつける
りもこん
…それより!
りもこん
お前、なんで…
ふうはや
なんで生きてるかって?
りもこん
そうだよ!
ふうはやが戻ってきたのは嬉しいけど…

でも、なんで……確かに俺はあの時…
ふうはや
んー…どう言えばいいかな……
顎に手を当て考え込むような仕草をし、

少しづつ語り始めた
ふうはや
…俺は、実験体にされてたわけ
ふうはや
魔物を人工的に生み出す実験のね、





To be Continued

プリ小説オーディオドラマ