第3話

#3 大魔法使い
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2026/07/10 07:00 更新
大魔法使いかざね

彼の成し遂げた功績はそれはそれは素晴らしいものだった

彼の開発した魔法は魔法界に大きな革命を与えた

その魔法の名は《属性を付与する魔法アトリ・バフ

元々「属性を付与する魔法」というのはあった

属性を付与する魔法アトリ・ギブ

しかしそれは''炎の魔法使い''が武器に''炎の属性''を付けるというもの

以前まではこれが当たり前だった

しかし彼が開発した《属性を付与する魔法アトリ・バフ》は
''炎の魔法使い''が武器に''水の属性''を付けることができる
というような魔法だった
🌸視点

何とか学園内を見終わり部屋に戻ってくるとりもこんがいた

静かに魔導書を読んでいる

今朝のこともありなんだか気まずい空気感だが気にしているのは俺だけなのか…

まぁいいや、一旦忘れよう

明日から授業だ
かざね
楽しみだなぁ…
数週間後
🌸視点

ここに来てから数週間が過ぎた

あの日から特にりもこんとも接点はない

りもこんは部屋にいてもずっと魔導書を読んでいるから話しかける隙がない

それにしてもあっという間だった

そろそろ他の魔法科の授業も見てみたくなる

見学申請でも出しておこう…

どこにしようか……
かざね
よし、決めた
📱視点

今日は…

''例の日''だ…

あるのは仕方ないけど…気が進まない

しっかり準備しとかなきゃな…







今から始まるのは魔法を使った実戦だ

俺は魔法が使えない

つまり戦えない。しかしやらない訳にもいかないわけで…

いかに当たらずいられるかが鍵となってくる

別に勝つことはどうでもいい

ただ負ける訳にはいかない
りもこん
やるか
🌸視点

俺が見に来たのは水の魔法使いの実戦

今日は初級クラス、明日明後日が中級、上級クラスとなる

俺は回復魔法科だからこういう実戦はやったことがない

ちょこっと解説『回復魔法』
一応回復魔法にも難易度による階級があり、【超・上級魔法】の《ヒール・オーサム》は生きてさえいればどんな状況でも全快まで持っていける


まぁ剣は習ってたけど

とにかく実戦は見るだけでもかなり勉強になるし明日も見に来たい…

と考えていると授業が始まる

俺は邪魔にならないようにできるだけ気配と魔力を消す

程なくして実戦が始まった

初級クラスなため基本は【初級魔法】『水を打ち出す魔法ウォーター・ショット』が使われている

この〇〇を打ち出す魔法〇〇・ショットはかなりおもしろい

なぜなら、人によって精度が全く異なるから

水なら弱く打ち出せば水鉄砲並の威力しかでないし
強く打ち出せばそれこそ弾丸のように強すぎる威力を出すこともできる

まぁどんなにおもしろくても俺は使えないけど

そこが昔からのコンプレックスだったりする

そんなことを考えながら見ているとその中にりもこんを見つける
かざね
(魔法は使えないって言ってたのに…)
魔法が使えないということはこの実戦では戦えないということになる

そんなの相手が有利すぎる…

しかしどうやらそうでもないようだ

この実戦には時間制限があり、それまでに決着がつかなければ引き分けという形になるらしい

動きをよく見ると確かに当たっている

でもさらによく見ると当たる直前に水を張って威力を下げている

あの様子なら威力は3分の1以下には抑えられていそうだ

だからりもこんは相手を倒せないけど負けないんだ

時間切れタイムアップによる引き分けを狙っている

普通の魔法使いにできるような技じゃない

やっぱりりもこんはすごい魔法使いだ…

なんで隠しているのか不思議でならない





実戦試合は時間切れタイムアップとなり引き分けになった
📱視点

はぁ終わったー

疲れた…

時間切れも楽じゃない

でもこれも仕方ないこと約束のため

そんなことを考えながら部屋に入るとかざねがこちらに近ずいて来る

つい後ずさると
かざね
やっぱ、りもこんって…普通の魔法使いじゃないだろ
りもこん
なんだよ、急に…
勢いに少し押されながらも冷静を保とうとする
かざね
今日の実戦試合俺見学してたから
りもこん
!?
は、見て、いや

見てた?!

嘘、

……くそ…気づかなかった…

あいつらや先生なら気づかないからっていつも通りにしてしまった…

かざねにはさすがにバレる
かざね
ちゃんと説明してくれよ
かざね
なんで、嘘ついたんだ!
りもこん
…それは………
…このことを誰かに話す時が来たのかもしれない
今回はここまでです

自分ではしっかり説明してるつもりだけどちょっと物語が急展開過ぎないか心配…

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