第11話

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2026/04/28 09:00 更新


 じゃあ こっちも別の所から 
 戦闘部隊を呼べばいいのでは? 


ㅤㅤ メガネを掛けた少年が、真澄先輩に
ㅤㅤ そう尋ねた。それに対し、先輩は

淀川真澄
 その呼んだ部隊の
 本来の管轄は誰が守るんだ? 

淀川真澄
 鬼は桃と違って 常時人手不足 
 んなことできねぇ 
桃骸あなた
 …… 

桃骸あなた
 あの、真澄先輩 
淀川真澄
 あ?なんだ、あなた 










桃骸あなた
 他の戦闘部隊の代わりに、 
 あなたの一人称が出ます戦場に 
 








ㅤㅤ なんて提案すれば、子供達から
ㅤㅤ 「この女ができんのかよ」といった
ㅤㅤ 数々の野次を飛ばされる。





桃骸あなた
 酷いなあ … 皆  

淀川真澄
 ……… 何が目的だ? 
淀川真澄
 まさか、テメェが
 犠牲になるとか考えてるんじゃ__ 





ㅤㅤ そんな時、1人の少年が声を上げた。




 俺があなたさん守るんで!! 
 大丈夫っす!!
 お願いします!! 
桃骸あなた
 え …… 
淀川真澄
 あ? 


 約束する! 
 ぜってぇ死なせねぇ!!って 

桃骸あなた
 …… 




桃骸あなた
 んふ …… ふふっ 
 


 え? 

桃骸あなた
 旧友みたいなこと言うなあ、って 




桃骸あなた
 君、名前は? 

 えっと … 一ノ瀬四季! 


ㅤㅤ …… 四季くん。


ㅤㅤ 第1印象は、
ㅤㅤ ヒーローみたいにカッコいい子。

ㅤㅤ そして、あなたの一人称の考えを見通してる子。


ㅤㅤ まるで、大嫌いなアイツの
ㅤㅤ 小さい頃の様子をリアルタイムで見てるみたい。

桃骸あなた
 四季くん、ね 





桃骸あなた
 …… 真澄先輩 
桃骸あなた
 ということなので、大丈夫です 
淀川真澄
 ……… 

桃骸あなた
 御言葉に甘えて、
 今日は彼に守られます 


淀川真澄
 チッ。まあいい … 

桃骸あなた
 え、舌打ちの音大きすぎません?? 




ㅤㅤ 第1印象の大半を 怖い で占める
ㅤㅤ 真澄先輩と淡々と話しているからか、

ㅤㅤ 無蛇野先輩の生徒らが不思議そうな
ㅤㅤ 表情を浮かべてくる。


ㅤㅤ 否、違う。真澄先輩は関係無く、
ㅤㅤ 自己紹介をしていないからかもしれない。

桃骸あなた
 ( 一応、自己紹介はしとくか ) 



桃骸あなた
 桃骸ももがい あなた。無蛇野先輩と 
 真澄先輩の後輩で、
桃骸あなた
 元杉並区戦闘部隊。 
 宜しくね少年少女 



ㅤㅤ そう言えば、誰もが驚いた表情をする。
ㅤㅤ 「コイツが元戦闘部隊!?」といった顔。

 
一ノ瀬四季
 え 、あなたさん戦闘部隊だったの!? 
桃骸あなた
 あーうん、そうだけど 


一ノ瀬四季
 待って、俺。
 守られる側じゃね … ? 

一ノ瀬四季
 確かに、ムダ先と
 仲良さそうだったから 
 只者じゃないとは思ったけど 

桃骸あなた
 え、何 
桃骸あなた
 判断基準、無蛇野先輩なの? 



ㅤㅤ 「え、ごめん?」と、可愛らしく言う彼に
ㅤㅤ どうしてもアイツを重ねてしまう。

ㅤㅤ
桃骸あなた
 ………… 
桃骸あなた
 ( 四季くんは餓鬼子供好きかなー? ) 



ㅤㅤ なんて考えるには時間が足りなかった。




ㅤㅤ 四季くんに続き、矢颪くん、遊摺部くん、
ㅤㅤ 手術岾くん、漣水ちゃん、屏風ヶ浦ちゃん。

ㅤㅤ ここには居ないけど、皇后崎くん。



ㅤㅤ 軽い自己紹介をしてもらった。



ㅤㅤ どうやら、無蛇野先輩の生徒らは
ㅤㅤ 個性的な一方で、重い何かを抱えているようだ。


ㅤㅤ なんとなく、それを感じる。
ㅤㅤ きっと 長年の勘、と言うやつだろう。


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