ㅤㅤ なんとなく察してはいたが、
ㅤㅤ あなたの一人称は戦闘・敵の排除に任命された。
ㅤㅤ 他には、無蛇野先輩、四季くん、矢颪くん、
ちゃん、くん
ㅤㅤ 一方他の皆は、偵察・突入のサポートだった。
ㅤㅤ 変装をしないことに疑問を
ㅤㅤ 持っていた生徒達だが、
ㅤㅤ 詳細を話せば納得した様子で前を向いた。
ㅤㅤ 「総員状況開始!」。
ㅤㅤ そんな言葉が彼らの心を熱くした__。
ㅤㅤ 着いた先は、見通しの良い屋上__。
ㅤㅤ 真澄先輩に言われ、遊摺部くんは
ㅤㅤ 血色解放を使った。
ㅤㅤ __汝、何処へ を。
ㅤㅤ しかし、彼は違和感に気付く。
ㅤㅤ 見えにくい。彼がそう発するのを
ㅤㅤ 待っていたかのように、先輩は口を動かした。
ㅤㅤ そう言いながら、先輩は手袋を外していく。
ㅤㅤ どうやら、血色解放をする気だ。
ㅤㅤ 片方は、自身の血を舌で舐め
ㅤㅤ もう片方は、自身の血を小瓶に詰めた。
ㅤㅤ ウザい同期にこんな事は言いたくないが、
ㅤㅤ 真澄先輩と即座に連携を取れる馨に少し、
ㅤㅤ ほんの少し 凄い!と思ってしまう。
ㅤㅤ そして同時に、
ㅤㅤ 彼の血に対し 羨ましく感じてしまう。
ㅤㅤ 明らかに、化物という言葉は聞こえたが
ㅤㅤ それに対し、言い返す気分ではなかった。
ㅤㅤ 馨は、自身の血が入った小瓶を
ㅤㅤ チャプチャプと振り始めた。
ㅤㅤ こうして、
ㅤㅤ 馨による 小瓶講座が始まった__。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。