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第14話

𝟬𝟭𝟯
439
2026/05/01 09:00 更新


淀川真澄
 それじゃあ隊列はこうだ 
淀川真澄
 2つの隊に分かれる 


ㅤㅤ なんとなく察してはいたが、
ㅤㅤ あなたの一人称は戦闘・敵の排除に任命された。



ㅤㅤ 他には、無蛇野先輩、四季くん、矢颪くん、
  ちゃん、くん

ㅤㅤ 一方他の皆は、偵察・突入のサポートだった。


無蛇野無人
 潜入や偵察以外で
 敵地に踏み込む時は 
 戦闘部隊主体となる 
無蛇野無人
 そこに偵察 医療が数人加わって 
 隊をつくる 覚えておけ

無蛇野無人
 優先すべきは皇后崎の救助だ 
 戦闘はできるだけ避けろ



ㅤㅤ 変装をしないことに疑問を
ㅤㅤ 持っていた生徒達だが、

ㅤㅤ 詳細を話せば納得した様子で前を向いた。


淀川真澄
 役職付きの隊員だけが 
 本来着られる正装だ 
淀川真澄
 気合い入れろよ 




ㅤㅤ 「総員状況開始!」。
ㅤㅤ そんな言葉が彼らの心を熱くした__。











桃骸あなた
 此処ですか … 
淀川真澄
 嗚呼 



ㅤㅤ 着いた先は、見通しの良い屋上__。


淀川真澄
 あのキャバクラが
 半グレの溜まり場だ 


一ノ瀬四季
 んじゃあサッと乗り込もうぜ! 
淀川真澄
 馬鹿かお前は 頭使え 


淀川真澄
 まずは状況の確認と整理だ 

 
淀川真澄
 眼鏡!索敵が
 できんだろ?やってみろ 

遊摺部従児
 え!はい! 



ㅤㅤ 真澄先輩に言われ、遊摺部くんは
ㅤㅤ 血色解放を使った。



ㅤㅤ __汝、何処へ を。

桃骸あなた
 ………… 

遊摺部従児
 … あれ? 



ㅤㅤ しかし、彼は違和感に気付く。


一ノ瀬四季
 どした? 

遊摺部従児
 なんか見えにくいというか … 


ㅤㅤ 見えにくい。彼がそう発するのを
ㅤㅤ 待っていたかのように、先輩は口を動かした。

淀川真澄
 だと思ったよ 


淀川真澄
 お前の能力はいくつかデメリットがある 
淀川真澄
 まず動けない 

淀川真澄
 それと建物とか階層が沢山ある所だと 
 人が重なって 正確な位置が掴めない 


淀川真澄
 テメェはまだ発展途上ってことだ 

遊摺部従児
 ……… 
桃骸あなた
 …… 大丈夫、最初はそんな感じだよ 


一ノ瀬四季
 じゃ どーすんだよ? 

淀川真澄
 ばーか!だから俺らがいんだろ 


淀川真澄
 役に立たねぇことは百も承知だ 
淀川真澄
 だったらせめて吸収しろ 



ㅤㅤ そう言いながら、先輩は手袋を外していく。

ㅤㅤ どうやら、血色解放をする気だ。


淀川真澄
 お前らは待機だ 



淀川真澄
 偵察部隊の仕事ってやつをしっかり見とけ 



ㅤㅤ 片方は、自身の血を舌で舐め
ㅤㅤ もう片方は、自身の血を小瓶に詰めた。



淀川真澄
 ここならカメラの死角だ 
 馨 まずは店内の人数と構造を調べろ 
並木度馨
 わかりました 
桃骸あなた
 ………… 



ㅤㅤ ウザい同期にこんな事は言いたくないが、
ㅤㅤ 真澄先輩と即座に連携を取れる馨に少し、
ㅤㅤ ほんの少し 凄い!と思ってしまう。



ㅤㅤ そして同時に、
ㅤㅤ 彼の血に対し 羨ましく感じてしまう。


並木度馨
 ……… あなた、大丈夫? 
並木度馨
 化物みたいな顔してるけど 
桃骸あなた
 あー …… うん、大丈夫 


ㅤㅤ 明らかに、化物という言葉は聞こえたが
ㅤㅤ それに対し、言い返す気分ではなかった。

並木度馨
 …………… 






遊摺部従児
 ところで …… 
遊摺部従児
 ど … どうやるんですか? 

並木度馨
 これ 
遊摺部従児
 小瓶? 




並木度馨
 僕の血が入った小瓶 
並木度馨
 これを振る 



ㅤㅤ 馨は、自身の血が入った小瓶を
ㅤㅤ チャプチャプと振り始めた。



ㅤㅤ こうして、
ㅤㅤ 馨による 小瓶講座が始まった__。


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