4人は部屋に戻っていった。
これじゃ前と同じだ。
呆れて俺は自室へと向かった。
あぁもう本当に嫌なんだって!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうしてどうしてどうして‼︎‼︎‼︎
こうなるの?
いっつもそうだ。
僕が本音を漏らすと誰かが不幸になる。誰かが傷つく。
なら、どうしたらいいの?
やっぱり、我慢するしかないの?
あぁもう嫌だ。
全部全部嫌だ。
ドンドン!
ドンドンドンドン!!
うるさいうるさいうるさい‼︎‼︎‼︎
もう何も言わないで!!
これ以上、
絶望させないでよ、
ただえさえ希望なんてないのに。
これ以上、地に落とさないで、
もう落ちようがないんだよ?
なのに、
僕はずっと僕自身で底を掘り続けてる。
自分で下を作り、ヒョン達に落とされる。
あぁあ、
俺なんのために頑張ってたんだろ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。