私はよく夢を見る
白髪のセンター分けをした男の子の夢
18と言ったところか
まだ若くて
少し厳しいけど
根は優しいいい子
いつも
『カラン』
と言うピアスが着いている
昔ながらの赤い特服に
身を包んでいる少年
優しい笑みを零す少年
その笑みの奥にはどこか悲しさがあった
貴方が一体誰なのか
名前を聞いても
いつもあしらわれる
知ってることなんて指で数えれるくらい
本当はもっと知りたい
夢だけじゃなくて現実で会いたい
夢での貴方には
体温がないから
生きてるかがわかんないんだ。
早く会いたいよ
ここまで私がこの子に執着するのは
私がきっとこの子のことが___
『カラン』
唐突になるピアスの音
その瞬間に私は現実に戻される
今日も見たんだ
貴方の夢を
頭に残る
優しく笑う君の顔
どことなく悲しそうで
守りたいなんて言ったら
貴方は怒るだろうけど
そんな感情をくれるような顔
いつか本当に会えるといいね
名もわからない貴方に
私は夢の中で恋をした。
会える日を楽しみにしてるね
良かったら
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!