あれ?ここは………どこ??
廃墟??
私、どうして廃墟にいるんだっけ?
任務でここに来たんだっけ……
あれ?私、木の下で本を読んでた気がする……
でもここは高専じゃない……
もし私が任務でここに来ているのなら秦がいるはず
私たちは2人で1つだから、危ないから
でも周りを見てもいない、呪霊の気配もない……
早めに見つけないと、秦や優太に怒られる……
とりあえず、ここが何階建てなのか把握しないと……
あ、これってエレベーター?
ここ、3階建てか……てことは私が今いる所は1階か……
このエレベーターは使えないよね、廃墟になってるし……
私は階段を使い2階に上がり部屋を隅々まで見たが誰いなく三階に上がることにした
三階に着くとそこは凄く不気味な雰囲気を放って居た
三階は二階や一階とは雰囲気が全く違う……
それに……何故か、三階には長居したくない
早く見て二階に逃げよう……
私は早足ででも部屋を隅々確認し最後の部屋まで来たが………
私は、その部屋の前で立ち止まった
その理由は、この部屋だけ、異様に雰囲気が違うからだ
ドロドロしていて、重たい感じがする……
でも開けないと二階に逃げれないし、秦を見つけれない
そう思い私は最後のドアを開けた
そこには……
そこには……血だらけで倒れているみんなが居た
なんで……なんで……
みんなが……どうして………
誰が…こんなこと…許さない……許さない…!
あなたのニックネーム!
絶対に……許さない!!
あなたのニックネーム!!
生きてる?じゃあさっきのは……夢?
でも、気持ち悪いほどリアルだった……
でも、夢だった??
分からない、考えれば考えるほど分からなくなる……
さっきの夢のことは、何が分からない、
あれは未来なのか、ただの夢なのか…
でも、やっぱり、みんなを守りたい……死なせたくない……
そう思わせる夢だった……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!