テク テク テク テク ……
背景が1つしか無理なので…
ここは研究場って思ってください!
人体実験が国にバレて死刑になるはずの博士。
そうして美夏を電気椅子に座らせて記憶を失くした。
無くさせた。
記憶を失くさせた意味は、警察が来て、ここを、自分を聞かれた時、ボロを出させないため。
人体実験の成功作の紫音まで殺させないため。
紫音に一般人にさせるため。
色々な理由があった。
けれど、博士は失敗した。
沢山の思い出が詰まった美夏の体と心…
楽しかった記憶。嬉しかった記憶。悲しかった記憶。怒った記憶。
それを忘れさせるのは、博士も気が引けて、嫌だったのだろう。
電気椅子で記憶を忘れさせる為の㌾を少し弱めてしまった。
だから数年後に記憶が戻ってしまった。
電気椅子に座って耐えている美夏を見て…
ロボロは逃げてしまった。
その事をロボロは忘れる事無く、罪悪感に押しつぶされながら生きてきた。
走って逃げていたその時、角でぶつかった人が天錠会の頭だった。
そうして、まだ幼かったロボロは引き取られた。
ずば抜けた才能を褒められ、14年後、頭が息を引き取った後、遺言と才能、努力のお陰で若頭になった。
反対する者は誰もいなかった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。