第31話

29
4,750
2024/04/27 00:29 更新





















翌日

 




あなた
 はよ 
🗝💸
 あ … お ,う 
あなた
 … ?何キョドってんの 
🗝💸
 … 別に 


そう言った彼は直ぐに顔を逸らしてしまった 。
朝は機嫌が良くないのかな 、とも思ったが
あれだけ朝通話したのにそれは有り得ない 。

あなた
 え ,これローレンが作ったの!? 
🗝💸
 え ,まぁ 
あなた
 お前 … 料理出来たんか … 
🗝💸
 は? 





歪な形ではあるが 、ちゃんと美味しかった 。




あなた
 おぉ ,美味い 
🗝💸
 ん … 
あなた
 … ? 




ローレンの様子は朝とは変わらずに 、
やはり何時もよりも口数が少なかった 。
なんとか考えてみたけど 、思い当たる節は
何一つ無かった 。

🗝💸
 お前 ,飯食ったら帰れよ 
あなた
 … え 




確かにローレンは口は悪いが 、
今のように冷たく言い放った事は一度も無かった 。

あなた
 え ,何 … 
あなた
 私何かしちゃった? 
🗝💸
 別に 







淡々と話すその姿がなんだか遠い人の様に見えた 。
今までこのような対応をされたことが無かった為 、
なんだか酷く傷付いた様な気がした 。

あなた
( やっぱり迷惑だったんだ … )






あなた
 御免ね ,今から帰るから 
🗝💸






今彼はどんな顔をしているのだろう 。
怖くて 、見る事が出来なかった 。
ここで彼の顔を見る事で自分が傷付くのが怖かった 。



あなた
 お邪魔しました 

きちんと荷物もまとめずに家を出た 。

















自分が焦っている事が足音で分かる 。
悲しかった 、苦しかった 。
今まであんな態度は取られたこと無かったから
尚更 。





 



周りの足音も重なって 、
全てが五月蝿く聞こえた 。
前を歩いている女の子の足音も 、
コンビニから一服する為に出てきた男子大学生の
足音も 、全てが私の足音となって追い詰める 。



そんな時 、後ろで私と同じくらいの足音が
聞こえた 。
今の私にはどんな足音でも大きく聞こえるせいで 、
後ろの人の足音まで更に大きく聞こえる 。




嫌になりながらも歩き続けると 、
不意に手を引かれた 。










あなた
 えっ 



















驚いたのは突然手を引かれたからでは無い 。
       






















        ローレン
手を引いた相手が彼だったから 。










あなた
 な ,んで … 
🗝💸
 いやそれ俺の台詞 











そのままローレンにされるがままに連れて行かれた 。
ローレンの手は 、細くてしなやかで 、
でも大きい 。


息が切れていることが分かる 。
それと共に 、耳が紅くなっている事も分かった 。



あなた









 




あなた
 ローレン 





🗝💸
 ん?





















あなた
 もしかして昨日の ,聞いてた?








昼間 。
賑わう声の中 、私の声だけが脳裏に響き渡った 。



























___ ➜

プリ小説オーディオドラマ