ただ、高い所を求めて歩いた。
手にはスマホとネックレスだけ。
あたりを見渡すと、立体駐車場のある高いショッピングモールがあって、そこをめがけて走った。
少し体がふわっとして、この世界を最大限楽しみながら、
? へ と 向 か っ た 。
ショッピングモールに行く道中、少し雨が降ってきたり、
赤信号で止まったりしたけれど、
今では全てが楽しかった。
ショッピングモールでは、スマホのお金を使って、
クレープを食べたり、飲み物を飲んだり、最期を楽しんだ。
色んな事をしているうちに17時になっていて、
嗚呼、やっと、救われる。
やっと、会える。
そう思った。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!