第20話

020 : 駆け引き
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2025/08/25 13:05 更新
羅 半
( さすがに今回だけは
  報酬につられるわけには... )
あなた
おーねーがーい!この通り!!
羅 半
( 駄々をこねる小さい子供かよっ! )
羅 半
嫌ですよ、僕は人間関係
変なことにしたくないんです
あなた
じゃ、じゃあ眼鏡とかあなたらしい
装飾とかは全部はずして変装して
あなた
で、名前も変えて参加ならどう!?
羅 半
...



あなたと羅半は睨み合う。





あなた
お・ね・が・い!!
羅 半
い・や・で・す!!
羅 半
他に適任はいないんですか?
あなた
あなたが一番適任なのよ!
羅 半
二番目の適任でいいでしょうに!
あなた
あなたのほうが成功率高いの!!



どちらも一歩も譲る気はない。

しばらく睨み合い、

論争を繰り返すこと数分。





あなた
ハァ、ハァ、....
あなた
仕方ないわね...もう最終手段っ!
羅 半
(取引...報酬で釣る気か)
羅 半
(でも流石に今回は釣られるわけにはいかない)


羅半は絶対に引かないと決意をする。


しかし、あなたは爆弾を落としてきた。



あなた
軍師殿は突拍子もないことを
よくするそうよね...
あなた
軍師殿がなにかやらかした時、
お金の面であれば私が支援する!!
羅 半
なっ!!!
羅 半
(ヤバい...確かに養父上はたまに
 とんでもない借金を作ってくる...)
羅 半
(それを返すべく僕が働いてる
 のも事実...その大半を請け負って
 くれるなんていう好条件...   )





羅 半
...最終のラインを確認していいですか
あなた
最終のライン?
羅 半
私はその宴で何をしろと?
あなた
屋敷に招いてもらえればそれでいいわ。
多分あなたどタイプでしょうから
羅 半
あぁ...なるほど
羅 半
...ハァ、分かりました、引き受けます
あなた
よしっ!!



あなたはガッツポーズを決めた。





羅 半
ハァ...
あなた
あ、そうだ衣装はもう用意してあるから
羅 半
聞きたくなかった
あなた
この前玉葉妃に頂いたでしょ、
金の腕輪、あれが合うと思うし
宴につけて行ったらどう?
羅 半
あぁ、分かりました



腕輪、もらったはいいけど使い道が
なかったので、ちょうどいい。




あなた
いざというときは、それが
きっとお守りになるから
羅 半
...?腕輪が、ですか?
あなた
ええ
あなた
うーん、そうねえ...
でもそれだけじゃ足りないかも...
羅 半
僕はそこまで着飾る気はないんですけど
あなた
いや、着飾るんじゃなくてね...
あなた
この件はあなたが適任だから
頼んだけど、...
あなた
別に危険に晒したい
わけじゃないから余計にね



つまり何が言いたいんだ、この人。


羅半の頭には疑問符ばかりが

大量に浮かんでいる。




あなたsaid





適任だから羅半を選んだ。



それはそうだけど、

本当に危険なときには必ず効く

「権力のお守り」が必要そうだ。






一線は超えないように、

彼が本当に嫌がることはしたくないし、ね。










あなた
( ま、使える権力は使っとかないとね )
羅 半
...?
あなた
( さーて、宴まであと二週間だし、
  急いで作らせないとね    )




あなたはいたずらっ子の笑みを浮かべた。

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