第2話

#1.
211
2025/06/01 02:25 更新
rn
はぁぁっ……
rn
るひーかっこいい……!!
俺は1つのアニメを見ていた
無駄に大きいテレビが、

俺の憧れのキャラクターを写していた。
rn
…俺も、海賊になってみたいなぁ
ぽつり、一人言を呟く。
父親
なれる訳ないだろう
父親
ほら、さっさと勉強しなさい。
父親
お前の夢は医者なんだから
rn
……


俺の親は毒親だった。
 

俺の夢を勝手に医者だって決めつけて……。


俺の本当の夢をバカにして、けなして……
父親
あんな馬鹿げたアニメ見るからだ、
さっさと勉強しなさい


俺はアニメの影響でこんなことを言い出したんじゃない。

本当はそう言えたら良かった。


だけど、俺には勇気がなかった。
俺は海が大好きだった。


たまに現れる海の動物や、魚と泳いだりすることが唯一の俺の癒しだった。
海はキラキラ光ってて、ものすごく綺麗で、色鮮やかで……

海で、思いのままに冒険して、

宝を見つけて、仲間と幸せを手に入れる___
それが、俺の夢で……
でも、俺には仲間や友達も、思いのままに行動する勇気も無い
rn
この夢は……もう
父親
やっと諦めたか?
rn
……うん
父親
そうかそうか!
じゃあ、医者になるために頑張って勉強するんだぞ!
rn
……はい
俺は医大を落ちた。
これからどうしようと迷っていた……
そんな時に、ふと思い出した。
rn
大好きな海で俺は旅をしたい
昔諦めた夢を思い出した。
rn
そっか、もう医者になれるわけないからなんでもいいんだ
rn
……でも、やっぱり俺には仲間はいない
rn
……2人だけいるか
俺の、唯一の友達の2人……
その2人に会うために、俺は町内会に向かった。
rn
るぅちゃん!
rt
わ!莉犬〜!
rt
どしたの?
あ、医大どうだった……?
rn
……医大は落ちたよ
rt
……そっか、ごめ
rn
るぅちゃんは謝らないで!
rn
だって医大なんかよりもっと大事なことを見つけたから!!
rt
……どうしたの?
rn
俺ね、海賊団やりたい!!
rt
……いい夢ですね
rn
でね、海賊団にはるぅちゃんもいて欲しいの!!
rt
……僕でいいんですか?
rn
るぅとくんじゃないと駄目なの、!
rt
……そうですか
rt
わかりました、僕もその海賊団になります!
rt
莉犬が夢を叶える瞬間は、僕も一緒にいたい……!
rn
やったぁ!!
rn
るぅちゃん大好き〜!
rt
うわぁっ?!
も〜、莉犬ったら〜
vau
何の話してんの〜?
rn
俺が海賊団になるって話
vau
?!
rn
でね、
俺が次の言葉を続けようとした瞬間、ばぁちが言った。
vau
俺も着いて行かせて。
rn
……へ……
vau
俺も1回、海賊団やった事があるんだ
vau
……結構最近の話でね……
vau
そして……仲間を失ってしまったんだよ
rn
……え
rn
それって……
vau
死んだかどうかはまだ分からなくて

遺跡の中に取り残こされているだけかもしれないし

はたまた、海に沈んで死んでいるかもしれない
rn
そうなんだ……
vau
……俺は、仲間を見捨てた……
vau
せめて、死んでたとしても骸骨だけは拾って帰りたいんだ
rn
そう……
rn
でも、俺のところでいいの……?
rn
俺の船はきっと安全じゃないよ……?
vau
……いいんだよ
vau
俺はもう一度、大事な仲間と一緒に旅したい。
rn
そっか……
ばぁちの目は小さい頃の俺と似て

目がとにかくきらきら輝いていて

ああ、本気なんだな、と本能的に悟った。
rt
……お取り込み中申し訳ないのですが……
rt
メンバーはどうするの?
この3人で行くの?
rn
あ……






rn
えっと……
 



rn
うーーん……



rn
なんも考えてなかったとか誰も言わないと思う……




rt
でしょうね
rt
いつもの莉犬で安心したぁ、
そう言ってるぅちゃんはにっこり、笑顔でこっちを見てきた


……俺、そんなにポンコツに見られてたんだ……
rt
……んで、仲間探しどうするんですか?
rn
俺はアテがないのです……

2人以外友達がいないのです……
rt
はいはい、分かった分かった
vau
るぅちゃん適当すぎないww?
vau
……あ、俺紹介しよっか?
rn
……お願いします
vau
おけおけw
vau
じゃあ、彼の家に行こうか
rt
こっちに来てもらえないんですか?
vau
引きこもりだからね……その子
rt
あ、もしかして
vau
そゆこと
rn
何二人の世界に入ってるんですか
vau
え〜なに、りぬ嫉妬してるの〜?
rn
だるいってぇ!



賑やかな俺らはその彼の元へ歩いて向かっていったんだった。



……後ろに、何か人がつけているとは知らずに……

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