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第1話

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2026/03/01 15:00 更新










           「 ねぇ、今日の夜暇? 」
「 会いたいなって… 」

          『 ごめんなぁ、これから任務入ってん 』
『 遅くなるけど、終わってからなら会えるで! 』
『 俺も会いたいけど任務放棄する訳にもいかんし 』

『 どうする?それでもええなら会えるけど… 』

          「 これから任務かぁ 」
「 マナくんも疲れてるだろうし今度にしよっか 」

          『 ほんまにごめん、また今度会おな! 』

<マナ~?早く行くよ!>

今行く!

『 じゃあ、もう行くから切るな 』
『 おやすみ 』

          「 うん、おやすみ 」
「 任務頑張ってね 」



          そう言って電源を落とすと
聞こえていたはずの明るい声は聞こえなくなり


異様な程に綺麗にされた部屋で一人
どこから来たのかも分からない綺麗な黒猫を撫でた

          瞬きをすると撫でていたはずの猫が消え
もう一度瞬きをすると
首にかけてあったネックレスのデバイスが鳴った

何度も聞いたはずのこの音は
やっぱりいつまで経ってもうるさくて仕方がない

          なんてことを考えながら直ぐに着替えて
   冷たい玄関の扉をゆっくりと開ける

    外に出てすぐ見る見慣れた街並みには
   私の仲間と戦う本物の"ヒーロー"さん



    「 私だって、正義のヒーローになってみたいのに 」



    溢れた本音は冷たい風に流されて
   私のヒーローさんには届かなかった

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