そして、一通の映像が届いた。
その時の乱歩の表情は絶望しているような光を失ったようだった。
乱歩は怯え、震えたような声でそう云った。
乱歩Side
僕は此時、考えてしまったんだ。
確かに与謝野さんが云った通り、あなたの下の名前もあっちにも気に入られているから命は保証されている。
だが、あの魔人との戦いでもしも太宰が負けたら?
あなたの下の名前は天人五衰の奴らに連れて行かれるかもしれない
僕はもしこうなったら…と怖くて仕方がなくて
少しの間、黙ってしまった。
でも、勇気を振り絞って云った________
「そうだな」と。
敦Side
僕は人一倍、人の不幸に敏感だ。
故に分かる。否、分かってしまう。
今、乱歩さんは様々なことを考えたのだろう。
でも、其の結果になって欲しくなくて絶望していた。
だから、乱歩さんは与謝野先生に対して震え、怯えながら云った。「そうだな」と。
【ゴーゴリSide】
僕は取り敢えず、ドス君の云う通り、武装探偵社に映像を送った。
でも、此れが本当に良かったのかは分からない
あなたの下の名前ちゃんは武装探偵社に入ってしまった
自分の意思で…
ならば、バラさずに此の儘あなたの下の名前ちゃんを武装探偵社に入れておいた方が良かったんじゃないかな…
でも、僕たち的には戻って来て欲しい。
戦力…もそうだけど、あなたの下の名前ちゃんとドス君とシグマ君と一緒に話した時間が何より楽しかったからまた話したいなぁ…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。