〈 とある晴れた日 〉
紫《ちゃんと聞こえてるわよ、だから落ち着いて》
紫《貴女の目の前よ。西洋風の御屋敷見える?紅い塀に囲まれてる白色の……貴女の家、そこなんだけど》
・ ・ ・
紫《ごめんねぇ、ちょーっと張り切りすぎちゃって(笑)
レミリアに幽々子、諏訪子も協力してくれたの。勿論、家具家電はにとりの全面協力よ〜。よかったわね》
紫《ささ、取り敢えず入りなさいな。また後で繋ぎ直すわね〜》
プツッ
探索シーンは割愛
にとり《すまないね、零下。零下が他の世界でもちゃんとやってけるのか心配になりすぎて……》
にとり《まあそんな感じかなぁ〜?》
にとり《www あぁごめん、レミリア嬢に呼ばれたから行くよ。なんかあったらすぐ連絡してくれよ〜》
プツッ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!