未羽「じゃあまた後で!」
ひまり「うん」
未羽は嬉しそうに響くんの教室に向かった。
私はそらくんを連れて行かなければ!
ひまり「そらくーん」
宙「なになに」
私が珍しくそらくんにくっついたから、そらくんは驚いた顔をした。
ひまり「今から暇かい?」
宙「え?暇だけど」
ひまり「じゃあ!行こう」
宙「まてまてまて、は?」
理解ができてないそらくんを無視して私はそらくんの手を握った。
未羽との待ち合わせ場所は駅前のマクドナルド。
宙「ねー、どこ行くの?」
ひまり「駅前のマクド」
宙「ふーん、なんか企んでる?」
ひまり「そんなことないない」
怪しんでいるそらくんを横目に私は歩き続ける。
未羽と約束したんだ。
お互いの彼氏を駅前のマクドに上手く連れていく
と。
秘密にしてる理由は、そらくんと響くんはどちらかと言うと彼女優先タイプ。
2人きりでクリスマスを過ごそうと考えてると思うから。
私と未羽は友達も彼氏も優先したいから、4人で遊びたいと考えてる。
2人きりで説得しても断られそうだから、私と未羽の2人の圧で絶対承諾させなきゃ!
私がそらくんの前をスタスタ歩き続ける。
ひまり「わ、」
そらくんから手を掴まれて、引っ張られた。
私がよろけてそらくんにぶつかると、そらくんは私の肩を掴んで私をくるんと自分の方に向けた。
宙「前ばっか歩かないで、俺の隣歩いてよ」
そらくんはちょっと不機嫌な顔。
ひまり「ご、ごめん、必死で、」
私が目をそらすと、そらくんはふはっと笑って私の手を握り直した。
宙「ほら、駅前のマクドでしょ?行こう」
ひまり「うん!」
そらくんは私に歩幅を合わせながら隣を歩く。
2人で話しながら駅前のマクドナルドに着くと、私は未羽を探した。
未羽「ひまりー!」
ひまり「未羽!」
未羽は席を立って手を振っている。
私はそらくんの手を握ったまま、未羽のところへ駆け寄った。
響「え、ひまりちゃん?そらも、」
未羽「ほら、座った座った!」
宙「愛原、響」
ひまり「そらくん、座ろ」
未羽「いやあー、偶然だねええ」
ひまり「ね!」
私達は必死に偶然を装うと、響くんとそらくんは不機嫌な顔になった。
宙「なあ、どーゆこと」
響「なんか企んでる感じしたけどさ、」
未羽「い、いやあ、あはは」
ひまり「ちょっと、話したくて」
未羽をちらっと見ると未羽は話そうと目で訴えてきた。
ひまり「あのさ、クリスマス4人で過ごさない?」
未羽「話してたの!4人で過ごしたら絶対楽しいよねって」
未羽は私の方を見て笑った。
響「僕はヤダ」
未羽「えー、なんでよ!」
響「確かに4人で過ごすの楽しいと思うよ」
未羽「じゃあ!」
響「でも僕は高校生最後のクリスマスは彼女と過ごしたい」
響くんが眼鏡を外した。
未羽「う、」
未羽は響くんの顔を見て悲しそうに下を見た。
宙「俺も一緒」
ひまり「私達は友達も彼氏も大切にしたいの」
私はそらくんの目を見た。
ひまり「高校生最後のクリスマスは、確かにそらくんと2人きりもいいと思う。でも、未羽と響くんとも最後なんだよ。」
宙「うん」
ひまり「最後だから、4人一緒がいいの」
宙「しょうがないなあ」
そらくんは苦笑いをして私の頭を撫でた。
宙「ひまりがわがまま言うの滅多にないし、今回は良いよ」
そらくんは優しく笑った。
ひまり「そらくん、ありがとう」
私も笑ってそらくんを見た。
未羽「響!!!」
響「もー、こうなったら僕が折れるしかないじゃん!」
未羽「んへへ、やったあ!!響大好き!」
未羽は笑って響くんに抱きついた。
響くんは照れながら笑ってる。
素直に抱きつける未羽に私は少し羨ましく思った。
そらくんに好きってなかなか言えない私と、素直に笑って好きって言える未羽。
素直になりたい。
そらくんが大好きなんだよ。私はそらくんを見つめた。
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こんにちは、主です🐸
期末テストで2週間ほどお休みし、いざ書くぞ!と気合を入れたら食中毒になり、高熱を出し、3日ほど寝込んでおりました😪
お待たせしてしまい申し訳ないです!
楽しみにして待っていてくださった方々、いつもありがとうございます🤍
これからも頑張っていきます!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。