第4話

タイムリミット
25
2024/01/10 22:00 更新
ズガンズガン ズガーンッ
薬袋 陽葵(みない ひなた)
ふむ
細川 楓
全く当たんないね 弾
東雲 春乃
そりゃそうよ!!
いきなり実戦はいささか酷すぎないだろうか
私は1人(?)の片腕がばっきり折れてしまっているおじさんと戦っていた
数十秒前の出来事を思い出しながら 私はバレエで習得した柔軟性でおじさんが振り回すバットを避け と距離をとるために後ずさる
苑田 マリエ
それ 反動少ないヤツだから近づかないとしとめれないよ〜
だったらそんな武器を選ばないでほしかった
私の手には一丁のピストル
数十秒前 彼女が私に押し付けたものだ
中田 瑠依
残り10秒ー
ズガン ズガンズガン ビシッ バンバンッズガーン
1発当たったが 向こうは全く気にせずこっちへ向かってくる
バンバンッズガーンッ
中田 瑠依
はい 終了ね
三谷 翔
…
ヒュカッ…
翔くんが日本刀でまっぷたつに切る
バタッ
おじさんゾンビは動かなくなった
薬袋 陽葵(みない ひなた)
ん〜…35発中1発かぁ
苑田 マリエ
エイムブレブレだもんね〜
東雲 春乃
はぁっはぁっ…しかたないじゃない
東雲 春乃
銃なんて使ったことないですわ
中田 瑠依
お嬢様の腕力じゃ切れないだろ
なら銃だ
東雲 春乃
うぅ…すみません
中田 瑠依
せめてはいないけど…
申し訳ないが 銃なんて使ったことはない
強いていえば友達がゲームをやっているところを見たことがあるくらいだ
三谷 翔
そろそろ時間ないし 行かなきゃ
苑田 マリエ
そだねぇ
あと…8分くらいだね
細川 楓
入れるの?
薬袋 陽葵(みない ひなた)
それがね 鍵かかってるっぽくて
中田 瑠依
入れないじゃんw
どうやらどこかにはいる必要があるらしい
鍵がかかっているなら難しいけど
      …ちょっと待てよ
東雲 春乃
…時間ってなに?
苑田 マリエ
あのね ここはいつもの世界の裏側なの
東雲 春乃
…はぁ
中田 瑠依
だからあんま居すぎるとこっちの住民になっちゃうんよ このおっさんみたいに
    


東雲 春乃
えっ!?
薬袋 陽葵(みない ひなた)
つま先とか耳とか手とかちょっと青くなってるでしょ
細川 楓
これが全身にまわるとああなる
東雲 春乃
えっ…
三谷 翔
そうなるまでの時間が残り8分ってことだ






























東雲 春乃
8分!?!?
東雲 春乃
それヤバくないですか?!
薬袋 陽葵(みない ひなた)
んまあね
あまりにも呑気なように見える彼らを私はぼんやりと見つめていた
落ち着きすぎている
薬袋 陽葵(みない ひなた)
じゃ 僕と瑠依と春乃は裏口から
楓と翔はビルの窓から入れそうなとこ見つけて上から調べて
マリエは誰か出てこないよう見張っといて
三谷 翔
了解
中田 瑠依
行くぞ お嬢様
東雲 春乃
は…い
苑田 マリエ
はぁ〜スコープ重いんだよねぇ
細川 楓
そんなの持ってくからだよ
苑田 マリエ
いいじゃん かわいいし
薬袋 陽葵(みない ひなた)
もう残り7分だよ さっさと片付けよう
私は公園の時計を見る
時計は6時53分を示していた
秒針がカチッカチッと動く
赤黒い月が初めて見た時より大きくなっている
周りにもどす黒いモヤのようなものが立ち込めている
ただでさえ私は足でまといになる存在だ
ただただおびえている訳にはいかない
迷惑をかけないように できることを精一杯やれるように
中田 瑠依
このセット持ってけ
使いやすいやつだから
東雲 春乃
ありがとうございます
渡されたアサルトライフルを手にする
先程のピストルに比べると重たいが動けないほどでは無い
肩紐を通して背負うと1回深呼吸する
そしてもう一度 月を眺めた
タイムリミットまであと407秒

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