【2階東館 廊下】
ある日 いつも通り交流ホールのある廊下まで来ていました
けど___いつもは楽しみなワクワクが
なぜか ざわめきの方が勝ってしまうのはなぜなのでしょうか_____
理由はわかりません
いつもなら すぐに到着する時間が今日だけは長く感じましたの
「勤勉」と呼ばれていた私が 秋彦さん達と出会って徐々に解れていく
そんな感触が 私の中で残っていました
自分にそう言い聞かせて 交流ホールの付近までやってきました
扉を開けようと ドアの前に立った瞬間____
何か 開けてはいけない___そんな予感がしたのです
ふと聞いたことある声が聞こえてきました
それは聞き覚えがある声で 私は即座に声の主を当てます
なぜか寂しそうな視線が送られてきたのです
またどこかで 聞き覚えの声が聞こえてきて
私は即座に振り返ると____
そこにははじめさんと
九郎さんがいて いつもの日常通りでした
どこかで聞いたことのある声が聞こえてきました
私が顔を上げると
入院したばかりのハンスさんがあくびをしながら やってきましたの
この療養院は 自殺防止のためなのかとても朝が早い傾向にあります
ここに入院してきた当初は 朝に慣れなかった私ですが
今では 朝日を拝みながら読書をするのが日常になるほどです
はじめさんがキョロキョロと あたりを見渡している
たしかにここにいるのは 私達を含めて8人ほど
後ろから聞こえてくる グリさんの声
そんなたわいのない雑談をしていると
施設員さんは驚いていて
グリさんがどこか緊張したような声を出していましたの
はじめさんが無邪気な子供のようなはしゃぎかたで そう答えますと___
しかし施設員の方は首をかしげていて___
そう言葉を発しましたの
秋彦さんは 楽しそうな声で期待を抱いていましたが_____
施設員さんの言葉は しっかりしていて
まるで嘘なんかついていない____そんなような口調でした
途端に 私は昨日の「夜」の出来事がフラッシュバックし____
「存在しない階」で見た“ 赤いテープ ”
そして無機質な紙に書かれた「立ち入り禁止」と書かれた文字
あのときも 説明なんてなくて
「ただそうなっている」だけでした
シャルルさんは 確信がないような声でそう主張しました
たしかに この子供達が入院するまでは「イベントは行われていた」はず____
いつの間にか 九郎さんが私の隣に立っていてそっと耳打ちをしていきました
視線を送ると いつもは何かしら持っているものが今日は何も持っていなく____
はじめさんは 一目散に交流ホールの中に走っていきました
その背中を私達は追っていき___
ということで 一回休憩地点ですちょっとどこで区切ればいいかわからなくて少し変なところで区切ってしまいました()物語の方ですが 普通に行われていたイベントが「突如なくなってしまう」ってやはり怖いですよね…一体 交流ホールには何があるのでしょうか…?それでは 続きをお楽しみください!【2階東館 交流ホール】
本来なら たくさんのテーブルが並んで箱や道具___
さらには ピアノなども置いてあった部屋だったはずです
しかし そこには何も置かれていませんでした
はじめさんの目からは 小粒の涙が零れました
それもそのはずです
はじめさんがイベントで手掛けたぬいぐるみも すべて消えていましたから____
やると決めたことに関しては すごく几帳面なのですから
忘れるなんて___今までで1回もありませんでした
グリさんの疑問に 誰もすぐには答えませんでした
否定も肯定も 何もなく
施設員の方が 冷徹な言葉を言い放ちました
交流ホールを追い出されたあと シャルルさんが静かにそう呟きました
その言葉を 誰も反論はしませんでした
九郎さんは静かな声で 私にそう語りかけてきました
「人間」そのものの存在が消えている____
それに気が付いてしまったのですから____
そのあとは どうやって部屋に戻ったのかは覚えていなかったのでした_____
ということで 以上#7でした~!なんだかちょっとずつホラーを感じてきて 書いている私も少し怖くなってきましたw今回は まさかの「今まであったもの」が消失してしまうというお話でした#1や#4で交流ホールを話題に出しましたが そのときまでは普通に「存在していた」ものしかし 10人の子供達が入院してきたタイミングで日常が変化していく___そんな少し怖いミステリー系の構成となっておりますそれでは また次回にてお会いしましょう!ご閲覧ありがとうございました!


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!