細く薄暗い道に足を運ぶ。
不安なんて殆どないはずなのに、
踏み出した私の足は、少し震えていた。
叫び声が、少しずつ近づいていく。
……初めて聞こえた声だ、。
ずっと、叫び声しか聞こえなかったから…。
男の人と、女の人の声。
多分、…叫んでる人に、暴力してる人たちの声。
思ったより、綺麗で若そうな声だった。
相変わらず薄暗いけれど、
少し広くなっている所が見えてきた。
ここにこんな所があるなんて、初めて知った。
見えた…居た、。
すごく綺麗な顔の2人組と、気絶寸前…の、男性。
え、? 何もしてないのに、気付かれた……?
…いや、誰か居ることは気付いていたけど、
まさか子供だとは思っていなかった…って所かな、。
……まあ、その方が驚きだけど…、そんな気がする。
あ、忘れてた、、
ここに来た理由を説明しなきゃ…
ガッ
ドサッ
暴力をしていたであろう男の人が、男性を蹴り飛ばした後
女の人と一緒に、私に駆け寄って来た。
女の人が、冷たい目で微笑みながら、そう言った。
柔らかい雰囲気の人なのに、威圧感がすごい。
男の人の言葉を遮り、続ける。
2人とも、すごく驚いて固まってしまった。
…まあ、確かに、急にこんな事言われても困るよね、。









![【参加型】火葬代理人[残り13名枠分]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/UJpyAkLJLmMkCka2jNxIPE7l30e2/cover/01KQQD3KW6DXZ9Y91HKTCAVZXW_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!