~名古屋~
私の名前はあなたの名字あなた平凡な女子高校生である。
この日はバイトでためたお金をストレス発散がてら自分の好きなものに使った日
電車の時間が迫っていた私は、よく通る近道…裏道を通ることにした
横歩きで歩く私の目の前に、強く輝く光が現れる
~???~
どさっ
私の目に飛び込んできたのは
木、木、木、木どこを見ても木々がたくさん
そう私は森に飛ばされたのだ
はじめに感じたのは恐怖
私はプチパニックを起こしそうになった
だがもう一つ、目に飛び込んできたものがある
正直、行きたくはなかった。
知らない場所 そんな場所にいて、明かりがある!さあ行こうなんてアニメや漫画、小説の中だけの話だろう
でも今はそんなこと言ってられない。
なんせここは森だから、野獣が出るかもしれない。
その考えが頭によぎり、明かりの方へ行くとにしたのだ
しばらく歩くと開けた場所に出た
私は目を見開いていた。
そこには遊園地でしか見たことがない大きな屋敷があったのだ
そんな馬鹿げたことを言いながら私はドアをノックする
コンコン
コンコン
誰も来ない…もしかして誰もいないとか?
そっとドアに耳を当てると、足音が聞こえた
いる、そう気づいた瞬間緊張が走った
キィ…
ゆっくりとドアが開く。
そこには黒いスーツをまとった人が立っていた
???「はい、どちら様でしょう?」
"道に迷った"そんなのはもちろん嘘だ。
突然光に包まれて目を開けたらこの場所でしたなんて誰が信じてくれる。
???「そうでございますか…ですがただいま主人はお休みになってしまいまして」
???「おや、ご存じないのですか?ここは…」
??「セバスチャン!!何をしている!!!!」
聞き覚えのある名前…
??「当たり前だ!!僕の睡眠を妨げるとは何事だ!!!」
見たことがある顔…
私は思い出していた。
あの漫画のことを
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!