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第8話

#7 仮定
363
2024/11/27 10:49 更新
最近生徒会さんがおかしいんだ。
いや...最近じゃないか。今日からだ。

昨日まではそんなこと無かったのに。
凄いみんながンゴを守ってくるんだ。
"くれる"のほうが正しいのかもしれないけど...


はぁ...違和感しかないよぉ...。

朝だってレオスさんから凄いオーラが出てたし、
楓さんも周りを血眼で見てたし、
叶さんは何考えてるかわかんないし、
緑さんもわかんないし。
明那さんも普段通りに振舞ってるけど時々影が見えるし。

こわいよぉ....。
周央サンゴ
もぉ〜...ンゴは子供じゃないのに。
佐藤さん(一般生徒)
サンゴちゃん、大丈夫?
机に突っ伏しながら
ブツブツと何かを呟いていると、
誰かが話しかけてきた。

起き上がって声の主を見ると、
同じクラスの佐藤さんがこちらを見下ろしていた。

佐藤さんはンゴと同じくらいの身長で
痩せ型のごく普通の高校生。

高校生活で初めて友達になった子だ。
周央サンゴ
あ、佐藤ちゃん...。
周央サンゴ
生徒会さんたちがおかしいんだよぉ...。
過保護というか...。
佐藤さん(一般生徒)
なんか新しい企画?
周央サンゴ
そっか!そうなのかぁ!
ドッキリ的な感じなのか...。
周央サンゴ
もぉ...ンゴはお馬鹿じゃないのに。
佐藤さん(一般生徒)
大変だねぇ...。
あ、そうだンゴちゃん!
佐藤さん(一般生徒)
ちょっと手伝って欲しいことが
あるんだけどさ、少人数教室に来てくれない?
周央サンゴ
え?今日は生徒会さんなんだけど...
佐藤さん(一般生徒)
お願い!
周央サンゴ
んー、まぁちょっと遅れるくらいならいっか。
佐藤さん(一般生徒)
ほんとごめん!
周央サンゴ
全然大丈夫だよ!
みんな優しいから許してくれるはず!
6限目が終わり、SHRが済む。
"そういえばテストが近かったなぁ。"

持ち物などをカバンに入れて背負う。
軽くもないがとても重い訳でもない、
そんな重量を感じる。
周央サンゴ
あれ、もう佐藤さん行っちゃったのか。
その頃には佐藤の姿はなかった。
きっともう少人数教室に行ったのだろう。

待たせてるかな?早く行かないと。
レオス・ヴィンセント
サンゴくーん。
周央サンゴ
レオスさん!?
教室から1歩出ると、
脅かすように声を掛けられる。

慣れたものなのだが。
周央サンゴ
あ!ちょうど良かった!
周央サンゴ
レオスさん、
ンゴはちょっと遅れるかもしれないって
みんなに言っといてください!
レオス・ヴィンセント
ん、どこ行くんです?
周央サンゴ
少人数教室!
友達から呼ばれてるの!
レオス・ヴィンセント
ふーん。
レオス・ヴィンセント
私も着いて行って良いですか?
周央サンゴ
え!?なんで!?
レオス・ヴィンセント
あ、えっと、
サンゴくんが遅刻しないか確認するんですよ!
レオス・ヴィンセント
いつも私が遅刻したとき
グチグチグチグチ言ってくるじゃないですか!
周央サンゴ
あ!今自分が遅刻したって認めたぁ!!
レオス・ヴィンセント
遅刻したと仮定した時!
言ってくるでしょ!いちいち!
周央サンゴ
というか、着いてくる理由になってないよ!
レオス・ヴィンセント
なってます!監視するんです!
私直々に!!
周央サンゴ
呼ばれたのはンゴだけだもん!
周央サンゴ
恋愛相談だったらどうするんですか!
レオス・ヴィンセント
教室の外でイヤホン付けて待ってます!
周央サンゴ
もー...
"生徒会過保護ドッキリ"が今進行中ならば、
今突き放してもあまり(撮れ高的に)良くないだろう。

んー...
目の前の青髪は"勝ったな。"とこちらを見つめる。
少々癪だが...。
周央サンゴ
しょーがないなぁ....。

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