それから、ンゴちゃんはその日、
しっかりと生徒会に来て、撮影して、
一緒に皆で帰った。
コンビニにも寄ったし、公園でも遊んだ。
帰ったのは7時とか?だった。
なんなら家まで送り届けた。間違いない。
過去に戻れるのは24時間だけ。
眠って、目が覚めたかと思うと、
機械を起動した少し前だった。
ここが現代。
慣れない違和感に瞬きを2、3回する。
夕暮れの光が窓から反射して、足元を照らす。
皆が生徒会室にいた。
...皆が?
居ない。1人だけ。
ピンク色の髪、青い瞳を持つ、
あの少女が。
何かに気づいた緑仙が、
生徒会室に散らばっていた紙の1枚を見せる。
"女子高校生 山奥で死体が発見される"
新聞の1部を切り取って、
紙に貼り付け、それをファイルしていたらしい。
それ以外にも、他の新聞社のものだろうか
同じような物が沢山あった。
たまたま綺麗な資料で、文字も読めたが
中には汚れていたり、破かれたりもしている物もあった。
この死体が誰かなんて、察すれば分かる話だ。
空白の3ヶ月。
私たちはは一生懸命調査していたようだった。
叶さんの言葉を皮切りに、
誰も口を開かない。
全員突っ立ったままで、動かない。
静かに緑仙は言った。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。