あれからひたすら具材を切った。
.
.
.
そう言って澤村先輩は私の頭を撫でる。
なるほど。
お父さんって感じがする。
将来凄くいいお父さんになりそう。
私は首を縦に振り、頷いた。
……お父さんだ。
澤村先輩はまた私の頭を撫でる。
……落ち着く。
私は黙って頷く。
……第2のお兄ちゃん……みたい。
お兄ちゃんの居る方へ向かう。
お兄ちゃんはお肉を頬張っていた。
少し微笑みながら、お兄ちゃんは私の頭を撫でる。
.
凄く慌ててるけど……なにかあった?
なんか私が聞いちゃまずい話でもしてたのかな?
私は聞いてないけど……。
え……なんか白布くんから見えない圧を感じる。
やけに慌ててるけどどうしたんだろう……?
白布くんはそう言って私の頭を撫でる。
さっきからめっちゃ撫でられるんだけど……?
まあ撫でられるの嫌いじゃないしいっか。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。