バンッ!!
驚いたのもつかの間、
慌てて電話をする。
病院。
…えとさんが、手首を刺した。
自分で。
カッターで。
意図が、分からない。
吐き気がする。
慌てて口を抑えトイレに駆け込む。
吐いてしまった。
しかし、まだ吐き気は収まらない。
頭にフラッシュバックする、
血
血
血
血
血
血
血
血
___。
ただひたすらに気持ち悪い。
手首が痛くも感じる。
涙さえも溢れてきて。
しばらく、そんな地獄の空間が続く。
えとさんがカッターで手首を切った理由。
よく分からない上に謎の恐怖感。
辛い、痛い、苦しい、気持ち悪い。
そういうマイナスな感情だけが私に残り、私を襲う。
嫌だ、誰か助けて___。
段々と苦しさが強くなる。
…死んでしまう。
そこまで体が追い詰められているような気がして仕方がない。
どうしたら、この苦しみから解放されるのだろうか。
ゆあん視点
病院で、2人沈黙。
あなたの下の名前は、えとさんと一緒に居させていても逆効果になる可能性があったから廊下でまたせている。
…なお兄と一緒に待たせるべきだったか。
あなたの下の名前に対する心配が止まらなくなる。
それに、えとさんの目的がもし〝アレ〟だったら、あなたの下の名前がなお兄に勘違いされていてもおかしくなかった。
なお兄に限って、そんなことは無いと思うけど…。
……ダメだ、これを考えるのはやめよう。
今は、えとさんが起きるのを待って、さっさとあなたの下の名前に…
バンッ!
扉開いて、
声が枯れている上に、涙のあとがあるあなたの下の名前が。
ただ事じゃない様子に、俺もなお兄も一瞬硬直する。
慌てて正気を取り戻しあなたの下の名前の元に駆け寄る。
涙を流しながら必死で助けを求めてくる。
うまく説明出来そうにないあなたの下の名前の様子を見たからかなお兄が、
ナースの人を呼ぶ。
ナースさんも、あなたの下の名前の尋常じゃない様子に驚く。
ナースさんも混乱している。
少し冷静なったナースさんが、あなたの下の名前をドクターの元に連れていく。
2人して呆然と立っていると、
えとさんの声が聞こえた。
なんか雑、すまぬ、以上。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。