私は走りだした・・・
廉はそう言いながら、発信機のボタンを起動した
待ち合わせの正門
女子
「あなたさん、こちらです」
女子
「では、参りましょう」
女子生徒の車に乗り込みパンケーキ屋に向かった・・・・・・だが、いくら車を走らせてもつく気配はなく、窓の外の景色は見たことの無い景色が広がっていた
なに?パンケーキは?・・・・・・はぁ〜・・・・・・また拉致された?けどこの子の家って・・・確かパパの子会社の社長・・・・・・だから大丈夫って思ったんだけど・・・・・・
そんな事を考えてる内に、古びた小屋の前に車が停車した
女子
「あなたさん・・・・・・すいません」
その子は、突然泣き崩れガタガタと震え始めた
急に車のドアが開いた。そこには、見覚えのある顔が・・・・・・
ボコッ・・・・・・
女子
「ウッ・・・・・・・・」
岸は、女子生徒を殴った
運転席から声が・・・・・・
女子
「ダメ!あなたさん」
私は女子生徒に抱きついて、慰める素振りをした。そして、耳元で呟いた
女子
「でも・・・・・・ウウッ」
女子生徒の手に、廉が付けた発信機を手渡した。
女子
「あなたさん・・・・・・」
女子
「・・・・・・分かりました。」
私は車から降りた。と、同時に女子生徒が、走り出した
そう言って、裕翔はあなたの肩に腕を回し小屋へ向かって歩いていった・・・・・・
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。