カフェに戻るとすぐ 、あの店員が駆け寄ってくる 。
一体なんだと言うのか ..
勢いよく頭を下げられ困惑する俺 。
そう笑いながら手を振るも 、彼は頭を下げ続けた 。
なので「 本当に大丈夫だから 」と言って強引に戻させた 。
それより 、彼はしっかり家へ帰れただろうか 。
また帰り道で変な男に捕まってたりなんかすれば .. 笑い事じゃ済まないな 。
彼が数人の男と体を繋いでいるのを知れば 、まぁ分からないことはない 。
トラブルも付き物だろうし 。
とは言ってもあれはやりすぎだと思うが .. 暴力だなんて 、大怪我したらどうするんだか 。
.. いや 、俺が気にすることでもないか 。
そして俺はさっさとコーヒーを飲み終えると 、会計を済ませ店を出た 。
…
アパートの階段を上ると 、隣の部屋の前でピンクの髪の毛が揺れていた 。
そう遠慮がちに言う 。
帰ってからずっとここで待ってたのか ?
俺が思っている以上に律儀な奴なのかもしれない 。
.. いや 、何人もと体を繋げる奴だそんな訳がないだろう 。
そう言って何かを差し出してくる 。
受け取るのを躊躇っていると 、無理やり押し付けられた 。
俺にそう言い放つと 、彼は慌てて部屋の中へ入ってしまった 。
一体何だろうと掌を開けてみると 、
可愛らしいピアスだった 。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。