<No side>
ようやくお店に着いた傳田とあなたの下の名前。
あなたの下の名前のお守りをしながらここまで来た傳田。心做しか、いつもより疲れているように見える。
あなたの下の名前が連れられてきたのは、ある定食屋さんだった。
どうやら、傳田のお気に入りのお店らしい。
お店を出た傳田とあなたの下の名前。
だが、あなたの下の名前は何やら焦ったように慌てている。
前を歩く傳田に必死に着いて行っていた。
傳田はようやく足を止める。
どうやら、あなたの下の名前の知らないうちに傳田が料金を払っていたらしい。
驚いたあなたの下の名前は慌てて傳田を追いかけたのだ。
そこまで言うと、傳田が はいストップー と声をあげる。
少し目線を落として、小さな声でお礼を言うあなたの下の名前。
ぎこちない言葉に、傳田も笑みを零した。
あなたの下の名前は少し拙い足取りで傳田の隣を歩いた。
あなたの下の名前は傳田の背後からひょこっと顔を出し、体育館内を見渡す。
少し笑いながらあなたの下の名前に声をかける永露元稀。
あなたの下の名前は軽く手を挙げて返事をした。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!